きょうはマリリン・モンロー(誕生)の日だそうである。グラマー人気に子供時分は見てはいけない雰囲気があり、以後ずうっとその習慣が続いた。地下鉄から吹き上げる風にスカートが捲り上がる有名シーンしか印象になかった。数年前、アマゾン・プライムビデオで『ナイアガラ』を見たけれど、良さが分かる年齢をとっくに通り越していて、無念なミスマッチだった。
梅酒を漬ける時期にも当たる。
写真の日でもある。日本では明治の文明開化以降の導入か、くらいの感じだったけれど、天保12(1841)年に薩摩藩主・島津斉彬が日本人に撮ってもらっているとか。幕末に渡来した西洋人が日本風俗などを撮った写真はけっこう残っているだろうけれど、日本人が撮影したことが記念日の由縁なのか。坂本龍馬の写真もそうだし、『開運!なんでも鑑定団』あたりに、江戸時代の超秘蔵写真が放送コードを度外視してでも、いろいろ出てくれば面白い。
水無月入りということは、ロシアのウクライナ侵略戦争から足掛けもう5カ月経つことになる。日清でも日露でも戦争は2年掛かったから、まだ先が見えないのは通例かもしれないけれど、第三者にとっては長ったらしく感じられ始め、当初の感覚が麻痺してくる。ここが諜報王国にとって付け目となる。ロシアは政権反対派の怪死やゾルゲ事件に象徴されるように諜報、謀略に長けている。海外における政治家、官僚、学者・専門家、報道機関やタレント有名人を手懐けるネットワークの構築はお手の物である。もろに金や、取引を装った贈与、ハニートラップによって相手を雁字搦めにする。侵略開始から丸4カ月近く経ってほとぼりが冷めたところを見計らって、ぼちぼちそうした怪しげな人間が偽計活動を督促され、蠢きだす頃合いとなった。日本国内でも、尤もらしく装った妙な言動には要注意しなければならない。
ロシアはウクライナ東部、南部の侵食に懸命である。スターリングラード防衛戦のように、国土防衛のためには人命の犠牲を厭わない国柄だけれど、今時白兵戦が主力ではなく、戦闘はミサイル、砲弾の乱射なのだろう。いざとなった時の兵器の増産はこの前の大戦でも得意技であったけれど、今回は西側の緩やかな経済封鎖によって従来とは事情が異なるかもしれない。ひょっとして砲弾が底を突くピンチが襲うかもしれない。しかし、困ったときには中国という友邦が頼れる。中国は古来、強力な武器の製造技術を持っている。曹操が官渡の戦いで、自軍に10倍する袁紹の大軍を破ったゲームチェンジャーともいえる投石器である。ロシアは最終的にこれを大量に譲り受け、ドンバス戦線に投入することが予想される。巨石が雨、霰のように飛来すれば、ウクライナの守備陣も手こずるだろうけれど、射程が短い欠点があるのでいったん退いて、持久戦に持ち込めば大丈夫と見られる。敵が投石突破戦で来ても、防衛ラインぎりぎりまで引き付けて落石など奇計を用いて敵を退けた楠木正成(千早城の戦い)のような智謀と豪胆が備わった武将が現れ、七生報国の士気を漲らせて立ち向かえば、祖国防衛は叶うだろう
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