天愛元年

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ
新元号『天愛』元年にスタート

土俵

2020-02-24 07:55:10 | 日記
 イスラエルが日本への渡航中止勧告かあ。日本滞在者の入国も禁止して、全面断絶措置とは、内国民の感覚を遥かに上回って、外からは危険な国と見られているのだなあ。杉原千畝の国と言っても、映画や芝居を作るときだけの記憶で、現実は過去の挿話の一つに過ぎないものな。てな感傷に浸ってられなくて、現実に立ち返ると、せっかく楽しみにしていた本場中国卓球選手の日本練習拠点の話もこの調子では立ち消えになりそうやな。日本政府衛生当局および医療専門家による新型肺炎感染対策のハンドリングのこれまでの実績を勘案すると、お家芸の大事な選手を預けたいとは思わなくなるのではないか。卓球ファンなら垂涎の機会を逃しそうで、うーんとしか言葉が出ない。ただ、今朝の東の空を眺めたら、穏やかな朝焼けが広がっていて、ああ、新型コロナウィルスによる災厄も落ち着いていきそうやな、という予感がした。株でも為替でもけっこう予想を外すことが多いのが玉に瑕ではある。
 でも予想がたまには当たることもある。卓球の張本智和と伊藤美誠がハンガリー・オープンで揃ってシングルスで優勝という快挙を遂げた。まあ、ファンなら大方の人が期待し、予想した結果なので当たっても自慢にならないけれど、コロナに打ちひしがれる日本人の気持ちを明るくした。バドミントンのようなとんでもない事故が起きては大変なので、一行が帰国してもくれぐれも感染させないよう守ってあげる必要がある。今や、そんな第三者目線で物が言える状況ではなく、他人の事どころか、こっちも懸からないよう生き延びるのに必死の事態に曝されている。今の人材に任せてまだ対策が有効なのか、もう手遅れで等しく感染を待つのみなのか。ある程度に広まれば、おとなしそうな人、賢そうな人、シニカルな人、権勢を誇った人もパニックに襲われ、ウクライナのような無秩序を招来しそうである。「正しく恐れよ」の掛け声が医療崩壊を避ける看板だけに止まっているうちはまだマシだけれど、病院や医療従事者が菌から逃げ回っているうちに、感染率が国民の一割を超え、30%から50%辺りまで来てから、もっと早く「正しく恐れ」た方が良かったのかなと悔いることのないよう、土俵に残っているうちに踏ん張ってもらいたいものである。

おのがじし
つかさ司に
己が身を
護りて後の
共倒れかな








最新の画像もっと見る

コメントを投稿