天愛元年

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新元号『天愛』元年にスタート

チョッパーの切れ味

2019-05-27 14:11:21 | 日記

卓球タイ・オープンの決勝戦動画を見て、チョッパーの真髄の芸術的美しさに驚天動地のショックを受けた。佐藤瞳1-3芝田沙季のゲームカウントから、もう優勝は芝田に決まったと目を離した。そこからの佐藤の拾いまくり、切りまくり、チャンスと見ての怒涛の攻撃に、感動の震えが来た。このシェークハンド・ドライブ全盛の時流の中で、チョッパーなんかごまめの歯ぎしり、刺身のつま、ひねくれ者の悪足掻きくらいにしか見ていなかったけれど、卓球台にコペルニクスが現れたような雷鳴に撃たれた。東京五輪代表は卓球三羽烏の石川佳純、伊藤美誠、平野美宇で決まりと見られているようだけれど、これで世界ランキングは4差未満に迫る佐藤瞳がグサッと斬り込んできた印象を受けた。チーム編成上も単調なドライブ・ドライブペアより、ドライブ・カットの左右ペアに勝機を見出す発想が協会に生まれても不思議ではない。かと言って、芝田沙季、加藤美優、橋本帆乃香、早田ひならも五輪の舞台で勇姿を観たい逸材だし、選手本人だけでなく、卓球ファンもやきもき心中複雑である。ITTFツアー・チャンピオン史上最年少記録を達成した木原美悠が選抜されるようなことがあれば、あす28日申込締切の五輪チケットの卓球試合の全日程を買い占めてやるぞ。歳は取っても若い子がええわ。
大相撲は千秋楽の取組で、前日に優勝が決まっていた朝乃山がトランプ米大統領の特製優勝杯を受ける御前試合なのに、勝って花を添えられなかった。相手の御嶽海が「力の差を見せつけてやりましたよ」と、取組後に豪快なコメントを出して笑わせてくれた。しかし、他紙には、トランプさんの着席を待って進行が遅れ、出番前に気勢がそがれた雰囲気について、「トランプ大統領を見に来たのか、優勝した朝乃山を見に来たのか分からない。朝乃山がかわいそうでした」と気遣っており、お相撲さんは優しくて力持ちという言葉が、心に染み入った。
野球はヤクルトが11連敗で、監督辞めろの罵声が飛んでいるそうだけれど、タフマン10本セットより多いものの、黒酢ドリンク12本入りよりまだ少ないのだから、気にすることはない。青木宣親、山田哲人が居て、若き大砲村上宗隆が控えているのだから、いずれ2位くらいに戻ってくるって。シーズン当初には、広島カープはもうダメと言われていたじゃないの。
公証人ポストが独占たらい回しされていた悪辣非道が報道されているけれど、こうした司法界の闇の改革に乗り出した小沢一郎を、言い掛かりみたいな政治資金規正法違反容疑で政界から追い遣ってしまったのに手を貸したのはどこのどの新聞や。ロシア国交を遣れば米の闇に潰され、司法改革にちょっかいを出せば公安の闇に潰される、レールを敷いてしまったので、もう無駄やで。いくら鋭いチョッパーが出て来ても丁寧に撃破されるわ。世界一強いチョップの持主の力道山も、ドスを持っている勢力には勝てなかった。
わが日陰の宿にも季節を忘れず紫陽花が淡く色づき始めた。むしろ季節の方が春とか夏を勘違いしているようである。

あぢさゐの 花枝截たむと さ迷へど
四方の闇路の 深くもあるかな

本歌 : 和泉式部

暗きより 暗き道にぞ 入りぬべき
はるかに照らせ 山の端の月



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