元大関朝乃山があす13日に開幕する大相撲春場所の番付でいたわしくも幕下に陥落した。十両以上の相撲取りを呼ぶ「関取」でなくなったうえ、謹慎の身でまだ出場も叶わず、辛い日々が続く。大相撲ファンクラブから送られてきた番付表では、十両までの太字と違って、極細字の西幕下2枚目となると、拡大鏡を使わなくては見付けられない。角界随一の美形なので、せめても3枚目でなくて良かった。2019年5月場所では初優勝を飾り、来日中のトランプ米大統領(当時)から特別に大統領杯を贈呈された”持っている男”。コロナ内規違反で6場所出場停止の罰則期限明けとなる7月場所まで腐らず鍛錬し、横綱照ノ富士に倣って驚異の復活を遂げてほしい。
オミクロンの感染拡大にピークアウトの兆しが見え始めたのも束の間、先月から重苦しい気分に滅入っている。ロシアがウクライナの首都キエフなどに間もなく総攻撃を掛け破滅が近づいている情勢である。アメリカもNATOも火中の栗に腰が引けて、弁舌の徒に化している。何が世界の警察官か。パックス・アメリカーナも地に堕ちた。核の傘は虚妄で、とっくの昔に毛沢東が喝破した『張子の虎』ではないか。核兵器禁止条約に唯一の被爆国日本が参加していないのは、こういう時節到来を待ち侘びていたからなのか。
インドが仲介に立つ話があるが、ロシア侵攻停戦の役に立ちそうになく、こうなると、インド発祥の宗教である密教の孔雀明王経法に基づく修法を会得された弘法大師空海さんに入定されている高野山奥の院に会いに行って、衆生救済をお願いするしか他に手立てがないかと思ってしまう。
三下奴の喧嘩ではあるまいし、曲がりなりにも大勢の支持を得て就任した大国のリーダーが、戦乱の苦痛が知り尽くされた21世紀の御代に戦争を仕掛けるとは、馬鹿もほどほどにしてほしい。柔道を知っているなら、西側の経済包囲網の絞め技が決まっているのだから、落ちる前に畳を2回叩いて参ったすればよい。いずれにしろ、このままでは経済的にロシアは詰んでしまうので、悪足搔きをせずに国際社会に早期に復帰することが一般のロシア国民のためになる。この方面から解決策を、司つかさ、各々が考えるべきである。
悪業の
祟りを払ふ
術無くも
眠る空海
煩はさむや
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