天愛元年

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新元号『天愛』元年にスタート

バッキャローズ

2021-11-21 07:42:35 | 日記

 京を散歩して、秋の風情を味わうはずだったけれど、大原・三千院では白桜が花を綻ばせ、また他所では躑躅が赤、ピンクの花を付けていた。何か変わった事の起きる予兆と思えた。しかし、照ノ富士も貴景勝も危なげなく勝ち、ともに7連勝を果たし、大谷翔平が満票で大リーグのMVPを獲得したような異変は起きなかった。プロ野球日本シリーズが始まり、今シーズンは楽天TVでパ・リーグに親しんだので、どうしてもオリックス贔屓で見てしまう。ところが、鉄壁のエース山本由伸が先に1点を失い、降板。ヤクルト2年目・奥川恭伸に投げ負けそうになったところをようやく同点に追い付いたと思ったら、若き4番・村上宗隆にガツンと2点本塁打を浴び、敗色濃厚。8回裏のチャンスにラベロが見逃し三振に倒れ、翌早朝出勤のため諦めて寝た。ところが、翌5時のラジオニュースではオリックスが逆転勝ちしていたではないか! しかも、主砲の吉田正尚のサヨナラ打と、期待していたシナリオで。一番美味しいところを見損じた。深秋の白桜🌸はこの予兆だったのか! オリックス・バッキャローズとしか言いようがない。肝心な所を見逃したけれど、期待される選手が両チームそれぞれ活躍して白熱し、満点の日本シリーズ幕開けだった。パ・リーグのファイナルステージに謎の未登板で心配していた宮城大弥投手が出てきそうなので、第2戦も楽しみである。間もなく世界卓球ヒューストン大会も始まる。秋にも桜やツツジが咲くのは、こういう意味だったのかと分かったような気がした。

もう一つ別格で楽しみなのは、きょうの大相撲解説が元横綱白鵬の間垣親方であることである。雷電為右衛門以来の相撲技百般に通じた不世出の大横綱が話芸でもどんな大技、小技、荒業を発揮するのか、午後4時が待ち遠しい。元横綱の解説と言えば北の富士さんの粋でとぼけた名調子があり、現役時代の無口無愛想を裏切る立て板に水の理路整然とした元稀勢の里、荒磯親方の語り口など、お相撲さんは話芸にも秀でている印象がある。中には現役時代の相撲より喋りの方が上手なのではないかという親方も居て、最初から落語家になれば、番付の三役より早く真打ち、師匠になれたような才能がゴロゴロしている感じである。白鵬ほどの実力者の解説なら素直に納得がいき、1場所に3、4回NHKに呼ばれる人気者になるのではなかろうか。

 光源氏の里、京都・嵯峨野の刈り田では、広沢池で漁りをした後だったのか、1羽の鷺が直指庵の方角を向いてじぃーと佇んでいた。瀬戸内寂聴さんを偲んでいたのかもしれない。

 

広沢の 池の鮒食ひ 嘴休め

寂聴亡き田に 鷺の佇む

 

 

 



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