駅前のTSUTAYAでビデオテープをせっせと借りて『おしん』を毎日、むさぼるように見たのはまだ、会社勤めの昔だった。だから、今回も小林綾子おしんに涙脆いのは、決して老いたせいではなく、元からである。情動と涙腺の連関性に関する研究はどこまで進んだのだろうか。鼻水は単なる水ではなく、粘液まで漏出する始末である。どこにそういう物が溜まっていて、どんな機序により触発されるのか知りたい。そして生理面だけでなく、精神面に及ぼす影響はどこまで解明されているのか。とにかく、素人考えでも、身体のリフレッシュ、心の健康に好作用を及ぼすのは疑いを容れない。泣き笑いが健康と幸福の元と下世話に言われるけれど、かなり当を得ていると思われる。
去年の千曲川決壊と言い、今回の球磨川氾濫と言い、日本の治山治水は脆過ぎる。豪雨を天災だから仕方ないで済ませるなら政府は要らない。治水を国土交通省に任せているのは間違いではないのか。新型コロナウイルス感染の方も、東京都だけでなく北は北海道から南は九州鹿児島まで徐々に水位を高めており、決壊が心配だけれど、政府、自治体は洪水避難同様、自助に任せる方針のようである。そんな無策でも選挙になれば、国民意思に何も変えようとする気配が感じられない。東京五輪はあと383日に迫ったけれど、詰んでしまっていてはジタバタしても始まらない。
加代としん
命の絆
絶えずして
水嵩増すも
ダム切る勿れ
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