参ったな。きのうのNYダウが1194ドル安と史上最大の下げのラジオ・ニュースを布団の中で聞いて、すぐ年金は大丈夫かなと不安になった。世界の株式市場は6日連続下落で、その間に時価総額が3兆6千ドル収縮した。円換算で395兆5千億円目減りした。GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の昨年末時点の運用総額が168兆9897億円あるから、数兆円のダメージはあるやろな。昨年末までの累積収益75兆2449億円を稼いでいるから、ジャブがちょっと顔をかすめた程度やろけれど、運悪く出合い頭に瞼が切れてたとしたらマズい。全国小中高校に対する突然の休校勧告のように、来月から年金は払えません、といきなり通告される事態にならないことを祈るばかりである。もう働きたくないと思ってアルバイト勤務に替えたけれど、また70歳代でも最低賃金を守ってくれる仕事を先手先手で探さないと、外国人労働者がけっこう入っているようであるから、あぶれてしまう。
今は予算審議をやっているからか、下剤を飲んだような市場に対する安倍政権お得意の緊急経済対策の声が一向に上がらない。余計なことを言えば締め上げられるのを怖れて、常なら知恵を付ける役人が委縮しているのではないか。未然にシュレッダーに掛けたり、ファイルを捨てたり、データを削除したり、墨付き文書を提出したり、スマートな上級役人がやり慣れないことを何喰わない顔でやらされた挙句、遂にと言うべきか、言い間違えましたと答弁した後、顔を歪め天を仰ぎながら着席した政府幹部職員の表情が、どうしても浮かんでくる。市場のセンチメントと国家公務員の士気が同時に崩壊したら、新型コロナウイルス以上の打撃となり、国はパニックに追い込まれる。国の税金・予算だから政権を担う者のために自由に使おうとか、美味しいポストを仲間内で牛耳ろうとか、国の活力を削ぐやり方を排し、無私の心で公けに尽くす一念で政権運営に当たってほしい。
ここ一二
週間ならず
いまの今
無私に尽くせよ
国絶やすまじ
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