天愛元年

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新元号『天愛』元年にスタート

折込

2020-05-03 11:29:07 | 日記

 5月3日。博多どんたくか、さぞ賑わうことだろう。日本は加盟していないけれど、世界報道自由デーでもある。憲法記念日に始まって祝祭日が4日続くのに、今朝の新聞に折り込み広告が1枚も入っていなかった。カラスが鳴かない日があっても、ポストに不動産などのチラシが入らない日はなかったのに、最近は町の広報誌か回覧板くらいしか目にしなくなった。新聞販売店は困って、販促のおまけが無くなってきた。スーパーは賑わっているけれど、広告はおとなしくなってきた。その他の広告は月1度の定期的な物くらいしかなくなっている。新聞販売店と配達員だけでなく、チラシ作成代行とか、ポスティング・スタッフなども仕事がなくて困っているだろうな。心配し出すと、社会騒乱の危機的レベルまで来ている気がする。2、3カ月も我慢すれば暗雲が晴れて、昨日までが嘘のような快晴に恵まれる、という楽観論は消し飛んでいる。

 V字型回復を待って歯を食いしばってきたけれど、下方線を書き込んでいるうちに、紙の余白が無くなってきてしまったのではないか。日々鍛錬に怠りのないアスリートには申し訳ないけれど、1年先の東京五輪を楽しみに待つ余裕が無く、その日その日に精一杯の状況である。建設投資やインバウンドによる景気浮上のおこぼれに与る期待は薄らいだ。オラが地元の祭なので身銭を切って舞台を整えても、世界大戦並みの死者や被災者のほとぼりがまだ冷めない状況で、そもそも海外からアスリートやお客さんが来てくれるのか心許ない。景気付けに、いらっしゃい、イラッシャイと、世界に声を張り上げるのは気が憚れる。そんな中で、1年延期に伴う追加費用3000億円を負担し続けて、滞りなく開催できる自信があるのか。
 結局は新型肺炎感染拡大と同じく、政府、東京都は間髪を入れず適宜適切に対処したけれど、コロナ菌と国民の努力不足のせいでうまく行かなかった、という総括で終わりそうな気配である。それでは沖縄・普天間基地移転先辺野古埋め立て工事と同じ構造となる。実際は完成させる気もないのに、遣るぞ遣らせないぞと政府・沖縄県で猿芝居を打ち、その間に土木建設工事費用と沖縄県新興対策費を、北方領土返還予算並みに半永久的に投入し続けられるのが、両者にとっての本能寺である。貴様等には夢や理想が無いのかと国民を脅し上げながら大風呂敷を広げて煙に巻き、何年待っても成果の上がらない経済産業省などの大型プロジェクトが大体この方式である。
 2020東京五輪は、王将の四方に金を打ち込まれ、既に詰んでいるのではないか。1日も早く投了を決断して延期に伴う追加費用を、新聞折込広告が入るような状態に、各地の蕎麦うどん屋やパチンコ店などの休業補償に充てた方が、溜まりに溜まって増大しつつある社会不安解消のためになると思われる。
 
負け戦
白旗掲げず
首出さず
民との戦ひ
残す為なり
 




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