居留地での散歩以外に、唯一の外部との接点であった長崎出島のような存在のシニアピンポン同好会とも、手首の炎症のため脱落して約1カ月経った。梅雨空で湿度が70%を超し、湿気った温風がさらに気をだらけさせる。コロナワクチン接種の2回目が迫ってきた。同接種による死者が、お上に上がった数字だけで350人とか。弾が飛び出さなければ命拾いのロシアンルーレットのような世相なので、神の御目こぼしの幸運を祈るばかりである。1回目の注射は蚊が刺したくらいだったので安心したら、翌日から腕のしこり、痛みにかなり悩まされた。2回目で寝込んだという声を近くで聞くので、酷くてもそれくらいで許してほしいと願っている。
TVドラマの新番組から『ひねくれ女のボッチ飯』を試しに見てみた。男に振られた若い女がうじうじとマイナス思考でグジグジ進む展開に途中でイライラしたけれど、第1話終盤に相撲の叩き込みのような荒技を使った急展開を持ち出し、次回以降に期待が持てた。偶然見たスマホのSNS投稿に操られるように推奨料理を食べに出掛けるのだけれど、料理そのものは満足できても、投稿文には偽りが隠されており、女が白馬の王子と幻想する投稿者と出遭い、正体を知った時の展開が楽しみである。月並みだったら期待外れだし、右手で張って左肘でかち上げを喰らわすような強引で無理筋の展開だと、もっとガッカリする。たまにはTVドラマも、宇良の居反りのような鮮やかな大技を決めて、最後までスッキリさせてほしいものである。深夜放送で最初の2話を一挙公開したのをビデオに録って、初回のカツカレーに続いて、第2回目の生姜焼き篇も見たけれど、まだ期待を裏切られていない。
蒸し暑き
梅雨に祟らる
独り飯
ビールで相撲
見れば楽しも