シチリアに行きたい、、とモンタルチーノ

2008年6月14日~6月22日シチリアとモンタルチーノに行った旅行記です

2013年7月11日夜 モン・サン・ミッシェル3

2013-09-12 12:58:16 | 旅行
オレンジからブルーのグラデーション、夕景のモン・サン・ミッシェルです。


修道院の見学後、お土産屋さんへ。ゲランドの海藻入りの塩と修道院ラベルの赤ワインを購入。荷物を置きに一旦ホテルへ。改めて見たホテルの看板が可愛かったので一枚。今回のモン・サン・ミッシェルで会えた唯一の羊さんでした。


夕食は、評判の良いホテルのレストランで食べてもよかったのですが、もう一度美しい干潟を見ながら食事したくて、何件かレストランを回ります。ランチに比べると営業しているレストランが極端に少なかった、、どうにか見つけた干潟に面した素敵なレストラン。


お店の内部は白いエレガントな感じのお店。お客様も上品な感じの方が多かったです。初めは。。


昼が遅かったので、ディナーはちょっと軽めにムール貝(軽くといっても、たっぷりバケツのような鍋一杯)。相変わらず、日本で食べるムール貝より小ぶりでくせがなく美味しい!追加で頼んだポテトとの相性もぴったり。


ワインはマコンのシャルドネ。こちらもムール貝との相性ぴったり。ただ、隣の席に中国のにぎやか一家がやってきて、、やかましくなりました。。


レストランのバルコニーから記念に一枚。だいぶ冷たい風が吹いてきました。そして潮も満ちてきました。


さて、パーカを着て靴下を履き、万全の態勢で、夕刻から夜のモン・サン・ミッシェル堪能散歩に繰り出します。一昨日までいたプロヴァンスとは一体何度気温の差があるのやら。。


ふと干潟に目をやると、あっという間に潮が満ち、海が道路のすぐ近くまで広がっていました。あまり、潮の満ち引きを間の当たりにしたことがなかったので、その猛烈な早さに驚かされました。昔、命がけで巡礼者がこの島にきていたということも実感できます。


昼間の喧騒が嘘のように静かになってきたモン・サン・ミッシェルをしばらく大きな石の上に座って眺めます。やっぱりこの姿は美しいとしか云いようがありません。ずーっと見てても飽きません。寒さも気にもなりません(ちょっと嘘。。)


ゴムボートに乗り撮影するフランス人女性(たぶん)。しっかり自分撮りしてました。。そしてその姿を撮っていた私は、ちょうど水面と浜の間にぶくぶくと白くなっている波の花に足を突っ込んでしまい、せっかく拭いたサンダルをまた泥だらけにしてしまうのでした。。いくら今回、テーマを花にしている旅だったからってこの花はいらなかった;;


さて、22時近くになって、いよいよ陽が落ちてきました。


完全に落ちます。本当にいつも間にか静かな海が広がってます。。普段の生活で陽が落ちる瞬間なんて気に留めることもない、、こういう非日常的な体験が旅することの素敵さです。


夕日が落ち、完全にシルエットになったモン・サン・ミッシェル。これはこれで絵になります。


シャトルバスはこの時間でもまだまだ走ってます。夜景を見に来る人々が増えてきました。


ほんのりと灯りがともされてきました。


そしてしばらくして、頂上までライトアップされました。ほんのり橙の残景の中、浮かび上がる姿はまさに神秘的。


8世紀のはじめ、アヴランシュ司教オベールが夢のなかで大天使ミカエルから聖堂を建てよとお告げを受け、この海の中の島に礼拝堂が建てられたという奇跡のような逸話がありますが、この姿をみるとその奇跡が真実であると思わざるえません。


その後、修道院、要塞、監獄様々な役割を担ってきた城、これからはずーっと平和のために存在してほしいものです。


さて、やっと闇が広がってきました。今度は日の出を見るためにそろそろ眠りにつかなければです。。

コメント
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