車検で入庫したこちらのバイク、、、
検査場に持ち込む為の最終チェックをします。。。
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排気ガスの検査、、、測定をしたところ、、、
こんなにクリーンな値が、、、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/e8/60eacbea2ee6cd1154632dff2e667b57.jpg)
CO 0.00% !
HC 7PPM !
一酸化炭素が、、、0.00%??? って、、、ありですか???
炭化水素、、、7PPMも超少ないです。。。
排気ガステスターが壊れているのか、、、疑ってしまいました。。。
今のバイクって、、、排気ガスの浄化装置が非常に優秀なんですね。。。
超クリーンな測定作業でした。。。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/6b/537620bd13f71a291c1af5609fa5dec5.jpg)
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ガソリンと空気をほど良く混ぜた混合気を、、、エンジン内で爆発、燃焼させ、、、エンジンのパワーとして取り出しますが、、、ガソリンが持つ100%のエネルギーを使える事は無く、、、排気や熱、、、その他の損失もあり、、、ガソリンが持つエネルギーの30%?程しか使えません。。。(四輪車などは高効率なシステムでもっとエネルギーが取り出すことが出来るようですが)
その捨てちゃうエネルギーである排気ガスはマフラーに導かれ、、、その後は大気中に放出、、、大気に混ぜて捨てちゃうんです。。。
だいぶ昔のことですが、、、
光化学スモッグ という公害がありました。。。(今もあるのかもしれませんが、最近ではあまり聞かれなくなりましたね)
クルマやバイクの排気ガスは、、、有害ガスをそのままマフラーから放出し、、、大気汚染が深刻化していました。。。
1960、70年代ころから光化学スモッグによる被害、、、特に健康被害が発生しました。。。(老メカはまだ小、中学校生で、その頃学校のグラウンドでの全体集会などでは、、、気分を害した生徒がバタバタと倒れていくのを実際に見ていました)
その光化学スモッグの原因のひとつに、、、クルマやバイクの有害排気ガスがありました。。。(工場などからの排気、、、その他にも原因があったのですが。)
老メカ、社会人として最初にお仕事に就いたのは、、、四輪ディーラーのメカがスタートで、、、
その頃のクルマってまだ公害対策がされていないクルマが街をたくさん走っていましたが、、、
クルマなど内燃機関の交通車輌から公害の元を撒き散らしていましたので、、、
クルマの排出ガスの規制がちょうど始まった頃でした。。。
そして新型車が発売されると、、、マフラーには触媒が装備さたりエアーポンプで2次空気をマフラーに入れたり、、、公害対策がやっと始まったんです。。。
40年?くらいも前のお話しです。。。
バイクに話しを戻すと、、、
バイクのマフラーの役割って、、、エンジンの性能を向上する、、、排気騒音を低減する、、、
だけではなく、、、有害ガスを低害化する。。。
という大事な役目もしています。。。
バイクの排出ガス規制が本格的に始まったのは、、、20年くらい前からで、、、段階的に厳しさを増してきています。。。(バイクの規制は、正しくは1998年施行、平成10年排出ガス規制が始まりです。規制が進むにつれ2サイクルのバイクが姿を消してしまいましたね。)
現在の規制ではガソリンタンクキャップからの蒸発ガスさえも規制される様になっています。。。
公害対策された現在のバイクのマフラーには、、、もちろん 触媒 と呼ばれる公害対策装置が取り付けられています。。。(50ccの小さなスクーターにも)
触媒はマフラー内で、、、排気ガス中の 有害ガス を害の少ないガスに変化さてくれるんだそうです。。。
その触媒の作用で、、、
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こんなにも低い測定値になっているのだと思います。。。
でも、、、0.00%っていう数字は、、、なかなか出ませんね。。。
。。。