SR400のキック始動。
昨日は、、、キックインジケーターを確実に銀色にして、、、強いキックで最後まで踏み切る!
がキック始動の キモ です!という所で終わりました。
今日は、、、
SR400の始動の儀式、、、
キックインジケーターは右タンク下にあり、シートに座って、、、クラッチレバー下にある小さなレバー デコンプレバー を握って、、、
インジケーターの透明窓を見ながら、、、ゆっくりとキックペダルを足で下げていくと、、、黒色から銀色にすることが出来ます。
銀色になったら、、、キックペダルを下げるのをやめて、、、
デコンプレバーを離して、、、
強いキック! をする!
これでエンジンはかかるはず!です。
この一連のやり方が取扱説明書のキックのやり方で、、、マチガイはありませんが、、、
キックインジケーター、、、夜は見えませんよね、、、毎回、、、見るのも、、、大変だし。。。
だから、、、なんとなく、、、自己流でキックして、、、なんとなくエンジンがかかって、、、という方も多いのでは。。。
老メカは、、、SRオーナーが当店から帰る時のキックの仕方を、、、たまたま見ていたりすると、、、銀色を見ることも無く、、、いきなりキックしてエンジンをかけて、、、
こんな光景をよく見るのですが。
体力のある、脚力が強い方でしたら、、、かかってしまうのかもしれませんが、、、いや、かかるんですが、、、
もっとかかり易いに越した事はありませんよね。
ここからは キックインジケーターを見ないでエンジンがかかり易いクランク位置(ピストン位置)を 簡単に出す! 方法 を紹介いたします。
1、デコンプレバーは握らず、キックペダルをゆっくりと下げていきます。
2、ゆっくりキックペダルを下げていると、、、ある位置でキックペダルが硬くなり、ゆっくり弱い足の力ではキックペダル下りなくなります。(ピストンは圧縮行程中です。)
3、デコンプレバーをレバーの遊び+5mmほど握り、ゆっくりとキックペダルを下ろしていくと、、、
↑ ワイヤーの遊びがこれだけあります。
↑ ワイヤーの遊び+5mmほど握ってデコンプを効かせる。(デコンプレバーを握りきってはいけません。車両によっては+5mmではなく、+数mmで試してみて下さい。)
4、ゆっくりキックペダルを下ろすと、、、デコンプレバーを握っている指に コクッ という感触が伝わってきます。この時すぐにキックペダルを下ろすのをやめます。(ピストン位置は圧縮上死点を過ぎた位置になります。)
5、デコンプレバーを離して、キックペダルを元の位置に戻し、力強くキックしてエンジンをかけます。
という方法で、、、キックインジケーターを見ないで、、、ちょうど良いクランク位置(ピストン位置)にする事が出来て、キック始動が楽に出来ます。
この コクッ が指に伝わった時に、、、キックインジケーターを覗いて下さい。
キックインジケーターは、、、
銀色になっているハズです。
この方法を身につければ、、、もう、、、キックインジケーターは必要が、、、無くなります。
キックインジケーターを見ないで楽にキック始動する方法でした。
*デコンプ、デコンプレバーとは
デコンプレバーを握ると、排気バルブを強制的に開きます。ピストンが圧縮した圧力が排気バルブから放出され、圧縮圧力が無くなる事です。
先日、当店でお買い上げいただいた、、、免許取得したばかりで初めてのバイクにSR400を選んだ女性ライダーの方に、納車説明時にこの方法まで伝えられませんでした。
ので、記事にいたしました。
この方法はSR400だけでなく、、、
老メカが自分のXR650Rをキック始動をする時も、、、
当店お客様のXR650R乗りも全員マスターしていますし、、、
デコンプレバー付きのキック始動のバイクならこの方法でらくらく始動が出来ると思いますよ。
試してみて下さい。
不定期連載になると思いますが、、、
このバイクの整備が始まります。
強敵だ。。。
本日、水曜日は定休日になります。
SR500の2J2の初期型に乗ってます(とは言え今はフルレストアして倉庫で休眠中ですが)
わたしもこの方法で掛けてます、っていうか、クランクのインジケーターの窓、ろくに見たことがない、最初っからそういうものだと・・・。
もっと力のない人だと、デコンプレバー握ったままキックして、踏み切る寸前に離す人も居ますね。
500は面白いです、RZとほぼ同じ重さなのにトルクが有るので走るんですよね、SRはトコトコ乗るもんだってのは、違うと思います、まあ、人それぞれですけれどね。
それでは御無礼!
初めまして。
SR400が生産終了なので、最近はSRブームのきざしが、、、
500をお持ちとの事、そろそろ乗られた方がよろしいのでは。。。