牛の処分にはその後、1カ月以上かかりました。子牛は移動制限がかかってなかったので避難させることができましたが、親牛はそうはいきません。自分たちで決めたこととはいえ、それまで私たちのために毎日乳を出してくれた牛たちを屠畜場へ送り出すのです。私はリーダーということで、村のすべての酪農家の牛の見送りに立ち会いました。泣きながらトラックを追いかける女性、男泣きする若者、たくさん見ました。
ウェブページ-イベント情報に追加した2月24日のイベント案内を書きながら確認した記事からの引用です。
「フクシマ あの日、いま、これから」 日時 2013年2月24日(日) 13:30~ お話 長谷川健一さん(福島県飯舘村、酪農家)、なのですが、長谷川さんを検索して気付いた記事でした。2011年6月時点で起った乳牛処分のお話です。
私はこれまでに色々な記事を確認してきましたが、原発人災に関してできるだけ理論的・技術的な理解を深めることだけを考えてきました。こういう話はニュース的には知っていても現場の実際は初めて読みました。
これまで何度も私は「今次大戦・・」 と原発人災を抽象的に表現してきましたが、あまりに酷過ぎて言葉がありません・・・
アウシュビッツ行きの列車に乗せられる人々の映像や、ナチスと闘ったレジスタンスの映画を思い出しています・・・
ところで、大阪市が本格焼却開始 震災がれき、13年度まで最大3.6万トン(2月1日、日本経済新聞-共同通信配信)、「一般ごみに1~2割混ぜて炉に入れた」というところがミソだと判る人は問題を理解していることになる。放射能は消えない、移転するだけと。大阪の食い倒れは文字どおりになるか・・・ナリチュウ
「大阪市のがれき焼却。1日の9時頃から24時間休みナシで約1年2ヶ月間 」、『ほんとに体罰ブームだな。何かが話題になるとき、何かが隠されている可能性があるから要注意なのです。』 などと書かれたブログもあります。
松井一郎氏が、「2013年1月29日 - 7:09 本日より、被災地岩手県の災害瓦礫の広域処理をスタートいたしました。僕自身は測定した放射線量は0・03マイクロシーベルト、知事室が0・08マイクロシーベルト、完全に自然界レベルであり、安全確認済みです。」 とツイートしている、「完全に自然界レベル」だそうで日本維新の知的レベルを今さら言ってもはじまらないが・・・このツイートを取り上げたブログもありました・・・大阪市のガレキ焼却は何日から始まったのか?
ついでですが、中国本土の大気汚染が日本に到来・影響しているとのニュースがあります。PM2.5 など話題になっているようです。(2013年02月01日 佐賀新聞)
「2011.06.24 山梨県における放射線量の広域調査について」 で触れたことがありますが、『山梨県大気汚染状況常時監視データは、環境庁の大気汚染物質広域監視システム(そらまめ君)に自動送信(テレメータリング)されていて、測定局一覧表から山梨県を選択すると時系列で見ることができます。「自排局」とは「自動車排気ガス測定局」の意味です。』 甲府市富士見など山梨県内の測定局では PM2.5 は見ていないようです。お国に予算をお願いする余裕が無いのかも。
佐賀 測定局のデータ、山梨は今度も周囲の山々が守ってくれることを期待したいと思います。