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リニア工事残土活用した早川・芦安連絡道路は法的に造成可能なのか?

2016-11-02 00:50:44 | リニア中央新幹線

2016年10月30日に長野県大鹿村で「ああ、大鹿ダンプ街道」 という集会・講演会が開催されましたが、それに参加された樫田秀樹さんが 10月31日付けの記事で リニア、残土の学習会で、その被害の実態に震え、それと闘う住民運動に元気が出た をアップロードされました。

この記事を拝読していて、はっ!としたのです。樫田さんは書かれています・・・
 『そのままの状態で掘り出される土は「残土」だが、シールド工法などで、水や石灰、薬品などでドロドロになって出てくるものは残土ではなく「産廃」である・・・』
 『佐々木さんは質問コーナーのときも、「薬品でドロドロになったらもう産廃です。みなさん、どうぞ勉強してください。専門家を呼んで勉強会をしてください」と強調していました。』

リニア・トンネル工事の発生土は資源の有効な利用の促進に関する法律が定めている再生資源(建設副産物)に該当すると私は考えていました。(建設副産物・・一般財団法人日本建設情報総合センター--建設副産物情報センター

従って中部横断自動車道で発生したような重金属汚染などが確認された土壌はそれなりの処置がされるとしても、それ以外なら早川・芦安連絡道路でもリニア山梨県駅(甲府市大津)周辺地域開発事業でも、リニア発生土を活用した造成が出来るのだと思っていました。

大鹿村集会での佐々木悠二講師の示唆は思いがけない問題を指摘されたと思いました。しかし、この分野も私は実に不勉強で知識がありません。

南アルプストンネル山梨工区の工事からの発生土(残土)については、先日設定された早川町雨畑の汚染土仮置き場で処理するもの以外は、全く問題なく山梨県内で利活用できるのか。
地域行政からの情報を確認したいと思います。

ちなみに山梨リニア実験線トンネル工事の発生土は山梨県政が住宅地造成のための埋め立てに利用した事は知っていますが現地は知りません。おそらくトンネル工事では再生資源となる土壌だけが発生したのだと思います。
大月市では 大林組が8月3日に「大月バイオマス発電所」の工事に着手した(2016年08月15日)という記事があります。実験線の工事で発生した残土の処分地を活用しているとのことですから、何の問題もない建設副産物としての土壌でしょう。