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台風19号でリニア資材置き場が流された(静岡工区)

2019-11-15 23:23:11 | 街づくり

この事案と類似の状況がリニア工事が行なわれている地域で発生する(している?)ことを想定して確認しておきました。
◇ 長野県・水質汚濁事故を防止しましょう
◇ 山梨県・水質事故時の連絡について
◇ 岐阜県・環境保全
◇ 静岡県・水質汚濁事故発生状況
◇ なお、神奈川県からは相模原地域のトンネル工事発生土置き場による道志川汚染の懸念について意見が出ているようです。リニア中央新幹線建設に伴う建設発生土処分対応については、相模原市並びにJR東海へ土壌汚染や水質汚濁防止管理の徹底を求めます。(2019年8月記事 横浜市会議員・自民党・山本たかし)
汚染問題ではありませんが、座間市・リニア中央新幹線建設に係る本市の地下水への影響 は既に知られていることです。
【それぞれ内容に違いはありますが参考まで】

【2019年11月15日 静岡新聞ニュース、動画は静岡新聞のYahoo!掲載版です。】

 リニア中央新幹線南アルプストンネル工事のためにJR東海が大井川上流部の川岸に設置した資材置き場の一部が、10月の台風19号の影響で地盤とともに流失したことが、(2019年11月) 14日までの静岡県の現地調査で分かった。
復旧までに数カ月間かかるとみられる。
2027年のリニア開業を見据え、JRが年内の着工を目指している静岡工区の作業工程に影響を与える可能性がある。

 流失したのは、静岡工区で最北端の坑口に当たる西俣非常口の近くにある資材置き場。
静岡県職員が(2019年11月) 7日に上流部の流量調査のため現地入りした際に確認した。
資材置き場は大井川支流の西俣川沿いにあり、川の流れによって地盤の半分程度が削り取られ、資材の一部や重機も川に流されていたという。

 資材置き場に向かう作業道は台風の被害で数カ所崩落し、車両が通行できないため、復旧には時間がかかる見通し。
JRは静岡工区の工程がリニアの開業時期に影響を及ぼしかねないとしており、宇野護副社長は10月末、「2019年中の着工が望ましい」と述べていた。

静岡市が管理する林道でも路肩が崩れるなどの被害があり、市が復旧を急いでいます。

この件について事業者JR東海からの情報発信を私は未だ確認できていません。今後の社長記者会見で何か発表があるかも知れません。

山梨県内でリニア中央新幹線の開通を活用した街づくり・地域活性化を計画するには沿線都県各地の状況もしっかり確認し続ける必要があります。分かっていても情報が不足しているとお考えなら、それは勘違いなのです。
情報は既に膨大にあるのです。判断材料が足りないとお考えなら、日常的にご覧になっておられる情報源を拡張なさることも良いと存じます。
今回の事例報道は判断材料の一例として、このブログに掲載しておきます。

別件ですがたまたま気付いた記事、私は最近県議会についてフォローしていませんので、ネットを見ている時にリンクされていた記事から知りました。日本共産党山梨県委員会サイトで 2019年11月15日の記事です。長崎知事の新構想も私は不勉強なので詳細確認は後日にしたいと思います。

 山梨県議会の決算特別委員会で(2019年11月) 7日、日本共産党の小越智子県議が質問に立ち、リニア中央新幹線中間駅周辺整備計画について、問題点をただしました。
 2018年度の決算では、リニア環境未来都市計画として4523万円を支出。しかし、長崎幸太郎知事は就任後、リニア新駅の位置も含め乗降客数や経済波及効果を精査するとして、6月議会で「リニアやまなしビジョン」事業費5千万円を計上。基本計画を策定するとしています。
 小越氏は「環境未来都市計画で、リニア新幹線が新駅に1時間に2本停車し、最大1万9千人が利用との予測見通しは、希望的観測だったのではないか。決算では『年度内の報告を断念』としていて事業費は泡となった」と指摘しました。
 石寺淳一リニア推進課長は「リニア環境未来都市計画は事業主体や資金負担のあり方など重要な要素について調整検討に至っておらず、実現可能性について慎重に検討しなければならない」などと答弁しました。
 小越氏は「そもそも1時間に2本停車の根拠もなく県民の意見も反映されていない。拙速で数合わせの根拠のない提案が原因だ」と事業費のムダ遣いを批判し、決算の認定に反対を表明しました。