ICT工夫

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活性化アンケートの方法と結果(甲府市)

2007-08-10 17:53:18 | 街づくり

甲府市中心市街地活性化基本計画策定委員会の第3回会議録の中で以下のような事務局説明がありましたので、ここにも書いておきます。

次に甲府市中心市街地活性化に関する市民アンケートについて。
このアンケートについては甲府市内にお住まいの20歳以上の方が対象。市内を5ブロックに分け、コンピューターによる無作為抽出ということで、現在アンケートの実施をさせていただいている。先週金曜日にアンケートを発送させていただき、既に本日付で回答が返ってきている部分もあるが、約2000名を対象にアンケートを出した。

内容としては、中心市街地に関してどのような考えを持っているかとか、どの程度中心部に行くかとか、どのような交通手段で行くか、中心市街地に必要なものは何か、足りない所は何か、中心市街地にとって重要な施設は何か、といったことを聞いている。
また、今度の中心市街地活性化基本計画については居住面も計画に求められているため、今までの商店街、外から来る人だけの問題ではなく、住んでみたいか、住んでみたいという方にはどのようなところに住みたいかということも含めたアンケートになっている。
このアンケートについては、次回の会議の際には勢力的に集約・分析する中で、項目に対する単純集計的な数値についてはお示しできると思っている。ただ、年齢、住居地を含めてのクロス的な集計については次回は難しいかもしれないが、また集約できたところで示したいと思っている。
アンケートの分析結果については、当然、計画に必要な部分を盛り込んでいくことになっている。他都市の計画を見ても、こういうアンケート調査の結果ということで、市民の意識調査ということで掲載しているため、この辺の必要な事項については掲載していく予定だ。


これで判ったことはアンケートの発送先は2000ですが、回答の最終状況と分析については次回の会議で報告されることが述べられています。
「甲府市内にお住まいの20歳以上の方が対象。市内を5ブロックに分け、コンピューターによる無作為抽出」ということからは、そういう作業ができる住民データベースが動いているという甲府市ICT行政の現状も分かります。抽出したリストから宛名印刷をかけるまでは簡単に作業できるプログラムが動いていると思います。

これは住民基本台帳ネットワークのデータベースを使って処理できる作業かどうか、私は知りません。また個人情報保護関係法令との間で、この作業についてはどのように申請-承認がなされたかという点も私にはわかりかねます。これはICT行政における別な問題です。
7月13日金曜日に発送し、17日火曜日のこの会議の時には、「既に本日付で回答が返ってきている部分もある」ということでした。市民の関心も高いと思います。
8月8日に報じられた市役所の新庁舎アンケートもおそらく同じように方法で行われたものと考えられます。


甲府・まちなかを語る会

2007-08-10 17:21:59 | 街づくり

2007年8月25日には意見交換会「中心市街地を語る会」が以下のように開催されます。
テーマ 「甲府の中心街は、これで再生できるのか」
日時 8月25日(土)午前10時~正午
会場 中央公民館(丸の内3-26-16)大ホール
対象 15歳以上で市内在住・在勤・在学の方
募集人数 30人程度
※今日10日が締切ですが、私は朝に弱い、頭がまるで働かない、参加は無理だろうな(^_^;)

2007年2月24日の読売新聞山梨版記事には「中心市街地活性化法認定へ甲府市始動」がありました。この後で「甲府市中心市街地活性化基本計画策定委員会」も設置され7月17日に3回目の会議も開催されましたので議事録を参照しています。


 甲府市は(2007年2月)23日、甲府市中心街の活性化について地元商店主らの意見を聴く「甲府・まちなかを語る会」を初めて開いた。同市は、国の改正中心市街地活性化法に基づく地域認定を目指すことにしており、申請に当たって必要な「中心市街地活性化基本計画」の作成の参考にするのが目的。参加者からは「駐車場が足りない。無料の大型駐車場を作るべきだ」など活発な意見が飛び出した。

 会には事業者約20人と市職員、甲府商工会議所職員が参加した。4つのグループに分かれ、それぞれが目指す中心街について意見を出し合った。参加者からは「若者向けの店を作らないと若者は来ない」といった切実な意見に加え、「電線を地中化する」「来場者にそば、うどんの手打ち体験をしてもらう」といったアイデアもあった。

 市は今後も、事業者や地元住民を対象にした会合を複数回開き、基本計画に取り入れる予定。基本計画は2007年度中にまとめ、国に提出する。市政策課の乙黒功課長は「アンケート方式ではなく、直接関係者から意見を聴くことに意味がある。良いアイデアがあれば計画に取り入れたい」と話している。

 政府は昨年、改正中心市街地活性化法に基づき、中心部に商業・公共サービスを集め、歩いて暮らせるまちづくりを進める方針を示した。市町村が策定した計画が認定されれば、各施策に国の補助を受けられるほか、中心市街地にある空き店舗への大型店出店時の規制緩和や、事業用資産を買い替える際には、税制上の特例措置も受けられる。今月8日には、同法に基づき、富山市と青森市の基本計画が国の認定第一号となっている。


新庁舎アンケート結果判明(甲府市)

2007-08-08 20:22:51 | 街づくり

2007年8月8日のNHK山梨のニュースがアンケート結果を伝えていました。

老朽化のため建設が計画されている市役所の新庁舎について甲府市が市民を対象にアンケート調査を行った結果、半数以上が現在の場所で建設を希望していることがわかりました。これは7日開かれた市議会の調査特別委員会で市が報告しました。甲府市役所の本庁舎は昭和36年の完成で老朽化が進んだため大地震に耐えられる新庁舎の建設が計画されています。
市が7月、市民750人を対象にアンケート調査を行った結果、現在の場所で建設を希望する人は53パーセントと半数を超え、甲府市相生の旧相生小学校の跡地での建設を希望する人40パーセントあまりを上回りました。
また市は現在地と旧相生小学校の跡地について5つの項目を調べた結果、現在地の方が広い道路で災害が起きた時にアクセスしやすいなど安全性や社会性それに機能性の3項目で上回ると説明しました。
これに対し委員から▼現在の敷地の地盤が心配だという意見や、▼市民の声を聞いて適切な規模の庁舎の建設を求めるという意見が出ました。
調査特別委員会は平成22年度の着工に向けて9月末ごろまでに新庁舎の建設場所について委員会としての意見をまとめる予定です。

アンケート結果を決定の参考データとして扱いたい時には、アンケートの項目と対象者の選定方法を明確にせねばならないと思います。そんな事は特別委員会の議員さんもご存じでしょうし、NHKが伝えなかっただけか思います。甲府市サイトで公開されるのを待ちます。


甲府市新庁舎方針は既定?

2007-08-08 17:27:19 | 街づくり

2007年8月8日の 山梨日日新聞で、『甲府市は7日、市庁舎建設に関する市議会の調査特別委員会で、老朽化した市役所庁舎を現在地で建て替える方針を明らかにした。候補地選定をめぐっては、市側は現在地と相生小跡地を有力候補地として挙げていたが、防災性やコスト面などで比較調査した結果、「現在地に優位性がある」(市企画部)と結論付けた。市議会や市民の意向を踏まえ、9月中に最終決定する。県都・甲府市の新庁舎問題は20年来の懸案。建設費は100億円規模に上るとみられており、民間資金を活用した社会資本整備(PFI)方式の導入も視野に本格的な議論が始まる。』と報じられました。

甲府市議野中さんのホームページで、甲府市新庁舎を考えるというテーマが挙がっており、 「甲府市新庁舎建設基本方針」と「甲府市新庁舎建設特別委員会資料」が既に掲載されています。甲府市のページでは議会記事、「常任委員会・議会運営委員会・特別委員会委員名簿」の中に「新庁舎建設に関する調査特別委員会委員名簿」があります。これ以上は見つかりませんでした。

「現在地に優位性がある」と結論づけた過程(検討内容、判断の基準など)を真っ先に公開することは必要だと思います。それに対して市民の側からの意見がでるべきですし、それは中心市街地活性化事業とも関連して極めて重要なことだと思います。
「外堀を埋めてその後じわじわ」野中さんが皮肉にお書きになっていましたが、新庁舎関係のホームページも無い状況ではまだ外堀は埋まっていない、外堀住人20万市民の納得は未だ先の話でしょうと、これはインターネット・オタクの感想です(^o^)

このブログでは6月19日に新市庁舎建設地という記事を書いています。「7月に庁舎機能などに関する2千人以上を対象にした市民アンケートを予定している。」という報道の結果がどうなっているかは知りません。私はこの時に新庁舎を北口にと書きました、もちろん実現の見込みなどありませんから与太話の類いです(^o^)
今年の年末までに決める中心市街地活性化基本計画と関係して9月には新庁舎建設地決定というスケジュールが決まっている訳ですから、どんどん情報を公開して、市民からは特別委の議員さんに意見を述べて考えていただく、紙情報に頼っていたのでは迅速果敢な意思決定などできない、それが出来ないからこれまで通りに内々で外堀を埋めて粛々と既定通りに進めるという方法しか採れないのかも知れません。
私が地域情報化問題に関心をもっている理由は、ICTによってローカルガバナンスのあるべき姿がこれまでとは違っているはずだということを確認したいからです。

遅れて読んだのですが毎日新聞山梨版にも記事がありました。

甲府市の新庁舎建設に関する市議会の調査特別委員会が7日、市役所で開かれた。市担当者が候補地に選定されている現庁舎敷地と旧相生小跡地(相生2)の2カ所について、中心市街地活性化基本計画のエリア内であることなどから、現庁舎敷地が好ましいとする外部評価結果について説明した。20日の次回調査委で、新庁舎建設予定地について、調査委としての結論が示される見通し。
 市役所の現庁舎は老朽化で耐震性の不安が指摘されている。この日の調査委では市庁舎建設推進本部が、現庁舎敷地はアクセス条件が良く周辺地域との相乗的な活性化が期待できるなどのメリットがあるとし、旧相生小跡地は都市機能が集約できず利便性が低下するなどデメリットが多いとした評価結果を提示した。
 委員からは「防災対策上は、旧相生小跡地がよいのではないか」などの意見が出たが、結論は持ち越された。【中村有花】

評価の内容が少し書かれていました。中心市街地活性化基本計画と関連があることはこれではっきりしました。だから建設地決定も建設予算に関連する問題の決定なども中活補助金との関係で急がねばならないのです。しかしこれだけの大仕事、そんなに急いで大丈夫か? 新政クラブ視察報告にある立川市の新庁舎建設情報をみると平成15年から始まっています。平成18年7月にやっと新庁舎建設基本設計の概要がでている。


市長が語る街づくり(甲府市)

2007-08-07 23:43:32 | 街づくり

ちょっと他の記事を見るついでに(失礼!)甲府市サイトの「宮島市長のおしゃべり日和」というページを覗いてみたら、2007年6月30日放送分が「甲府市中心市街地を語る会」とタイトルされていましたので拝読しました。アナウンサーと色々な話をされていて、8月25日に開催される「甲府市中心市街地を語る会」に話題が移り、以下のようなお話をなさっていたのです。ちょっとだけ抜粋しておきます。

ずっと長く中心市街地の活性化っていうことを、みんなで考えてきたけれども、もう待ったなしで、どういうふうなことをする、ああいうふうなことをする、ということを打ち出さなければならない時期に来ているってことだね。それで、今年から中心市街地の活性化を考える部署を、セクションを作ってね、そこに課長を置いて、今年中にはその計画を作って、そして国に提出をして、内閣総理大臣の認可をもらって。まあ、4・5年くらいかけて、まちを改造していくっていうかね、そんな計画を立てる中で、市民の意見を直接聞く会を持つっていうことだよね。

やっぱり、そこに生きている人、またそこへ集う人、そこで買い物をする人、そういうような人たちが、こんなふうなまちにしたらいかがかっていうような話をどんどんしあうことによって、みんなの意見をまとめあげることができるんじゃないのかね。また、最近は、中心市街地の南の方の商店街の皆さんが相談して、500坪くらいの土地を手に入れて、自らがやってみようと、やるんだと、そういうことになってきているんですよ。

ただね、昔、私が小学校の時代なんかは、下町へ行くってことは、楽しみの一つだったんだよ。だってね、仲見世なんて言ってね、おもちゃ屋さんがみんな集まってるの。そこにしかないからね。行かざるを得なかった。ところがね、今はね、商店街が甲府の中心市街地の中だけではなくてね、いっぱい周りの町村に同じようにあるじゃないですか。で、車社会になっているでしょ。だから、甲府だけの中心街に人を呼び集めるっていうのは並大抵の努力じゃできないと思うね。だから、みんなが本当にそのことを真剣に考えて、自分も参加して、一緒に考えていく姿勢がないとならないと思うよ。

この後は、6月25日に開催された桜座二周年記念のイベントで田中泯さんと樹木希林さんの対談をお聞きになった感想が語られていました。また別な話題の部分ですが次のような事をおっしゃっておられました。若いアナウンサーを相手にこんなことを トツトツと(これは議会の傍聴などでじかに話を聞いた経験もある私の印象)話される宮島市長に私は好感を持っています。

『人生を歩んでいくってことはどういうことかというと、自分と違う考え方をする人がいて、そしてその考え方を素直な気持ちで聞くことができて、そして自分の考え方を聞いてもらえるような人間関係をこしらえあげることができるっていうのが一番いいんじゃないのかな。言いかえれば、自分の思うようにいかないってことを悟っていく旅が人生かもしれないよ。』


朝日通り商店街の夏祭り

2007-08-06 23:44:00 | 街づくり
2022.08.01 追録・・・
甲府市・朝日通り商店街年間イベント案内 令和4_2022年8月6日(土)3年ぶり夏祭り開催
 午後3時30分開始~午後9時30分まで 参照記事

ジャズストリートという記事で写真などご紹介していますが、甲府市朝日通り商店街の夏祭りが8月4日16時~22時に開催されました。
この商店街では年に二三度公募によるフリーマーケットを開催していますので、時間がある時は出かけていましたが、今回は17時から22時近くまで居続けました(^o^)
私のお目当てはデキシーランド・オン・マイ・マインドという普通の市民の方々が編成しているジャズバンドの演奏を聞くことでした。「我が心のデキシーランド」なんて泣かせるネーミングじゃないですか。

ジャズの話はおいときます、これはある意味で私のトラウマに触れるのです。学生時代に「オマエはジャズ評論家にでもなるつもりか」と友人達に言われたほろ苦い青春の想い出・・・トラウマを省みずほんとに久しぶりに聞き惚れましたが、それはまた別な話。

朝日通り商店街で今回感銘を受けたのはいわゆるお祭り屋台が無かったことです。甲府中心街のまつりというと何処から集まったかと思うほどに屋台で埋めつくされ、それはそれとして子どもたちも楽しんでいるようですが、振返って商店を見るとお客の影もない。
集客が集客になっていない、この機会に商店街の魅力が判ってリピートするお客を獲得するという意味が無いのではないかと常々感じています。

朝日通りでは公募したフリーマーケットに混じって商店も同じように店開きしていたり、店頭のワゴンセールなどでお客を惹き付けていました。先日来調べ始めている甲府市中心市街地活性化計画策定プロジェクトに関係して朝日通り商店街にはこれからも注目していくつもりです。

ジャズストリートの話に戻りますが、フィナーレで「聖者の行進」これはデキシーランドジャズのスタンダードナンバーとして有名ですが、デキシーこそ街なか、街かどの音楽だと今回も実感しました。来年のオープニングでは「日の出」で行進することからはじめませんか(^o^) 

そして性懲りもなくトラウマを呼び起こしてしまう・・・渋谷の喫茶店・スウィング、そして97年のクリスマスをもって渋谷SWINGは閉店という記事をインターネットで見つけるとはねぇ! 幻の名盤「日の出」を聞くために通い詰めた店でした。


8月6日の朝、めずらしく8時前に起きてしまった。5日には躑躅ヶ崎霊園にある甲府空襲殉難無縁仏供養碑にお参りできたこともあって広島の日が無意識に作用したのかも知れない。だがこの関係の記事は後日にしようと思う。


ローカルガバナンス学会

2007-08-05 14:05:14 | 自治基本条例

UTYニュース 2007.08.04 19:30 ローカルガバナンス学会が開催されたとの記事がありました。
『地域住民や企業が地方自治にどのように関わっていくかを考えるローカル・ガバナンス学会の設立総会が、きょう甲府市で開かれました。ローカル・ガバナンス学会は行政に任せ切りでなく、住民やNPO、それに企業なども地域経営に積極的に参加していこうと、山梨学院大学が中心になって設立したものです。初回のきょうは、県や市町村の職員の他に、議員、それに企業経営者や市民など100人を超えるメンバーが参加し「地方自治条例」をテーマに行われました。学会では、今後も定期的に会を開いて自治体に政策提言もしていきたいとしています。』


たまに山梨学院大学blogを見ているのですが気が付かなかったので、山梨学院大学のホームページから確認してみたらすぐ判りました・・・ローカル・ガバナンス研究センターのホームページがあって学会の設立総会の記事がありました。私は4日は朝日通り商店街のイベント参加を予定していて出かけたのですが、こちらのローカルガバナンスにも興味があったので知らずにいて残念でした。

100人を越える人々が集まったそうですし次の機会を逃さないようにしたいと思います。
8月5日の毎日新聞山梨版と山梨日日新聞も以下のように報じました。


山梨日日新聞
『山梨学院大ローカル・ガバナンス研究センター(江藤俊昭センター長)は4日、地域に根差した実践的な公共政策を研究していこうと「ローカル・ガバナンス学会」を発足した。年数回、研究会などを開いて研究者や自治体職員、議員らが協働による地域づくりを議論し、行政に政策提言していく。  会員は、同大法学部教授をはじめとする研究者や県・市町村職員、市町村議、市民ら約百人。主な事業としては研究会や講演会、シンポジウムを開催したり、機関誌を発行するなどしていく。  この日、甲府市の同大で開いた設立総会では、代表運営委員に江藤センター長と同大法学部の日高昭夫教授、増穂町議会の永井寛子議長の3人を選んだ。』

毎日新聞山梨版
地方自治や地域活性化に関して意見交換する「ローカル・ガバナンス学会」の設立総会が4日、山梨学院大(甲府市酒折2)であった。行政だけでなく、地元企業やNPO、市民が参加して町づくりを目指す取り組みで、町づくりに関する公募型の学会は県内初。地方自治に関心のある人を対象に会員を募っている。(中略)
設立総会では、自治基本条例に関する研究会を開き、同条例の行方を討議。今後は2カ月に1回開く会合で会員が研究発表するほか、行政改革や福祉政策などテーマごとの分科会が設置される予定。構造改革特区の認定で地域を活性化する手法なども検討する。研究成果は学会のホームページなどで全国に発信する。


地デジ格安チューナー開発-総務省

2007-08-01 23:07:00 | インターネット

総務省サイトで平成19年8月2日報道資料 「地上デジタル放送の利活用の在り方と普及に向けて行政の果たすべき役割」 情報通信審議会から第4次中間答申が出ているのを確認しました。2007.08.02


2007年8月1日の毎日新聞に「地デジ:格安チューナー開発…完全移行ヘ対策案 総務省」という記事がありました。これは2007.07.14に書いた自治体総合フェア2007で、ついでに書いておいた 『未確認情報なのですが、2011年7月24日の地デジ移行計画の変更を7月9日に総務省が発表したとか。』 の件になると思います。広報記事がないかどうか総務省サイトを時々は見ていたのですが、報道発表(情報通信関連)あるいは重要なお知らせで近日中に読めるかと思います。


総務省は1日、11年7月にアナログ放送を打ち切り、地上デジタル放送に完全移行するための対策案をまとめた。移行後もアナログテレビを使えるようにするため、メーカーにデジタル放送を視聴できる格安チューナーの開発を求め、消費者が「2年以内に5000円以下」で購入できるようにする。

 また、生活保護世帯などには受信機器の購入支援を行う方針で、支援対象者の具体的条件などは来年夏までに決定する。

  総務省によると、過疎地や離島など11年までにデジタル放送の整備が間に合わない世帯は約10万世帯に上ると推計される。これらの世帯に対しては衛星放送でカバーできるよう検討を進める。一方、アナログ放送を円滑に終了するための具体的な計画は来年夏までに立案、公表する方針。【野原大輔】


現用のアナログテレビを地デジ放送でも使えるようにする「アナログ-デジタル変換チューナー」という意味かと思いますが、測定器から入るアナログ信号をデジタル信号に変換して解析するプログラムを作成した時にパソコンに設置したAD変換ボードを思い浮かべました。
地デジ移行の問題はインターネットと同様にラストワンマイル問題であり、高性能のパソコンを買い込んでも安い経費のブロードバンドが戸口まで来ていなければ宝の持ち腐れ。更に東京チャネルの全国配信がどうなるかという2点にあると思っています。DA変換チューナーで移行できるかどうかは地域の事情によるのではないか?
その意味では、11年までにデジタル放送の整備が間に合わない世帯は約10万世帯、という推計は一桁違うような気もしますが、私も正確に推計できるわけではありません。

このニュースで他社記事がないかどうか調べていたのですが、「総務省の情報通信審議会(総務相の諮問機関)は1日、情報通信政策部会を開き、2011年7月に地上波テレビ放送が完全デジタル化された後もアナログテレビが使えるよう、安価なチューナーを発売することなどを求める答申案をまとめた。」という読売新聞記事がありました。答申案は2日に開く情報通信審議会総会で正式決定するので、審議会ページを確認します。
ついでに、地デジで発生「空き周波数帯」活用へ…総務省が懇談会という8月1日の読売新聞記事を読むと、あれ?何か変だな、周波数の余裕が無くなるから(将来の使い方が計画されたので)地デジ移行して周波数を空けるのだと聞いたことがあるのですが、今頃こんな事をやってるなら、地デジに移行を急ぐ必要も無い。