【追録】
◇ 2019.4.4 「令和」はツッコミどころ満載、日本政府は“想像力”が足りない(窪田順生 ノンフィクションライター/ダイヤモンド・オンライン)
第3ページの中見出し 『召集令、動員令…「令和」から連想されるもの』
私は新元号発表の直後に書きました。・・・
『地を平らげて天成る』 の平成から 『政府指令 君子和而不同 小人同而不和』 国民よ君子たれとの新時代到来と期待したい・・・
いつものことで私の直感でしかないのですが、水島先生の号外を拝読して無学な自分の直感も棄てたもんじゃないとホッとしました。
『君子は和して同ぜず 小人は同じて和せず』 論語にあります。
国家や国民の安全・安定・安心に関わる種々の問題が議論の対象として提起されることに和する(情報を共有する)ことは大切です、その個々の問題への対応案について同じるか否かは個々人それぞれの生き方、考え方によります。
問題に気付く能力、共有した情報から自分で考えていく能力、それを培う教育の重要性について「米百俵」という言葉に同じたことがありました。それが遠い昔のような気がする今日この頃です。
伊藤 洋先生のブログを拝読しました。実は私は古文が大の苦手でして新元号「令和」が万葉集出典と知っても調べる気力も無かったのですが、伊藤先生が丁寧な引用・解説をなさっていたので少しは理解が出来ました。
日本各地には「令和」というお名前の方々がおられることは仕事しながら聴いているニュースでも流れていましたので、令嬢、令息などと同様な意味の使われ方かとも思いましたが、万葉集から2文字を組合わせた新語(伊藤先生が言われるキラキラネーム)という理解で済ませておこうと思います。
不謹慎でも歴史年代記憶法の一例・・・「忘れてくれな(907)と唐滅び」 「いやぁロッパくん(1868)明治だよ」 「二重でいくぞ(2019)令和解釈」
![新元号 令和 新元号 令和](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/df/386aa3c190a778ff21e103ece449ac23.jpg)
![出典は万葉集 出典は万葉集](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/9a/8e9ef3b308900cf3a418e4557c8a4827.jpg)
【テレビ朝日の画面から、出典は万葉集・官房長官発表の直後にこの画像が出たことに驚き】
新元号は「令和(れいわ)」 「大化」から248個目(毎日新聞 2019年4月1日)
新元号を定める政令は、皇太子殿下が新天皇に即位される5月1日施行ですから5月1日午前0時から新元号になります。
「令和」の政令は「平成」に倣うなら2019年4月30日公布かと思えます。
内閣は、元号法(昭和五十四年法律第四十三号)第一項の規定に基づき、この政令を制定する。
元号を平成に改める。
附 則 この政令は、公布の日の翌日から施行する。
「令和」を考えていると日本民族の 和を重んじる精神構造、和の心 に行き着きます。 Wikipedia 和の文化
「菊と刀」(ルース・ベネディクト)、「甘えの構造」(土居健郎)、「タテ社会の人間関係」(中根千枝)などなど昔読んだ本の幾つかは手元に残してありますが、私にはいつも個の自由と集団秩序維持との葛藤がつきまとっているからでしょう。
山梨県甲府に来て初めて知ったのですが、無尽会という集まりの盛んなことが山梨県社会の特徴の一面かと考えるようにもなりました。
時まさに統一地方選、山梨県議会、県内市町村議会議員の選挙です。「令和」の時代、「和の心」だけで日本国主権者である自分が行政首長や議会審議での代理人を選択するのかどうか、個々人が深く静かに考える時です。