遺伝屋ブログ

酒とカメラとアウトドアの好きな大学研究者です。遺伝学で飯食ってます(最近ちょっと生化学教えてます)。

さて、現実を・・・

2024-02-07 23:58:25 | たわごと

寒かった。まだ雪が雨に混じってて完全に寒波が去ったようには感じない。
日本海側は変わりやすい天気
局地的な雨雪の強まりや雷に注意(ウェザーニュース)

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今日7日の天気関東甲信や東北南部は濃霧に注意日本海側は雪や雨で雷も

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木曜日は太平洋側で晴れ 日本海側は雪や雨の所も 3連休は広く日差し暖か

北陸 3連休後の14日はチョコもとろける季節外れの陽気 春一番・花粉の本格飛散も (tenki.jp)
来週になれば高気圧が南側に張り出して陽気が良くなるみたいです。花粉が怖い。

さて、現実を分析して未来をば・・・
災害廃棄物、7年分244万トン 能登半島地震、2年後の処理完了目指す(北陸中日新聞)
能登半島地震 地域支える産業の復興への道筋は (NHK NEWS WEB)
県独自 旅行者クーポン 地震復旧費など専決処分(北陸中日新聞)
「北陸新幹線延伸、復活のバネに」北陸・関西の商議所会頭が呼びかけ(朝日新聞)
地形的理由から大量の自衛隊員を投入することはできなかった。逆に脱出も陸路は限られていた。能登にも地場産業はある。伝統工芸もある。良質な農水産物もある。でも、石川県全体でも農業出荷額は全国43位だ。低い。電子部品や半導体の産業もあるけど、石川県の産業全部合わせても日本の0.8%に過ぎない。けっきょく、観光が主産業になるんだな。

富山出身で北陸を熟知しているエコノミスト吉崎達彦氏の溜池通信から彼の分析を引用しましょう。 

〈以下引用〉
死者数で行くと阪神大震災の5000人、東日本大震災の2万人+行方不明2000人が圧倒的であって、能登半島地震は新潟中越地震や熊本地震よりちょっと小さいくらいの位置づけとなる。とりあえず「大地震」と命名するほどではない。
問題は震災発生時の高齢化率(65歳以上の割合)である。石川県は30.2%もあり、これに比べると2016年当時の熊本県は28.1%、東日本大震災の時の東北3県の平均が24.5%、2004年の新潟中越地震は23.4%であった。
〈中略〉
高齢化率が上がってしまうと、復興も並大抵のことではあるまい。「住宅ローンを借りて家を再建」したくても、ハードルは高くなってしまう。海底が隆起してしまった漁港を直したくても、あと何年使えるのか、みたいな話になってしまう。
石川県の30.2%という高齢化率は、全国平均の29.0%と大して変わらない。これから先の日本列島においては、どこで地震が起きても、そこから先の復興はかなり大変な作業になるだろう。

能登の漁業を再興するために港を整備するといっても、魚が獲れたらいいというわけではない。趣味で釣りをするのとは違う。港ができたと同時に流通や製氷業などの関連の産業をどれだけ整備できるか、そもそも漁をする人がどれだけいて消費する人がどれだけいるのか・・・

「中央構造線」って、知ってる? 高速道路でもJR線でもないよ。和歌山県北部は四国中央部を経由して繋がってる立派な断層のの上にあるんよ。
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和歌山・湯浅町で震度4津波の心配なし

紀伊半島の海岸沿いを行けば、タモリさんじゃなくても隆起でできた地形だってわかると思う。能登半島よりも規模が大きい半島なので半島全部が封鎖されるような状況にはならないと思うけど・・・大丈夫か??

まあ、地震といえば東日本なんだけど・・・
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ここ50年で震度5以上の都道府県別回数…2位福島県52回、4位北海道45回、9位石川県28回で、衝撃の1位は?

1位は東京都です。
小笠原諸島を含むのでそうなっちまうらしいんですが・・・。

逆にこの100年では、三重県から和歌山、四国を経て九州北部の長崎県までの地域で大きな地震は比較的少ないってことになりまして、こっちの方が怖いわけです。

この記事の中で、津波の大きさの比較gされてます。僕としては地面の隆起の激しさも比較して欲しかった。最大4メートルに及ぶ隆起が数秒で起こったことは津波に対しては幸運だったかもしれないが、海沿いのインフラや建物がガタガタにされてしまった。海路からのアクセスは非常時の半島や島では命綱なんだが、そこを断たれてしまった。各自治体が災害に備えて大型のホバークラフトを備えなきゃいけないってことになる。平時に観光用で使う?

本日の酒:KIRIN グリーンラベル 〈生〉 + 竹葉 能登大吟

コメント
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