齋藤信幸のロングステイ!米国・カナダ・中国・台湾・韓国・フィリピン・イタリアなどへの旅行体験やカミサンポをご紹介 

60歳を過ぎてそこそこのお金とほぼほぼ時間のある今、長期旅行に挑戦しましょう。そして大切な妻とカミサンポ。

まだ見ぬアメリカ - オハイオ州(6)- 州都コロンバス

2024-04-09 09:51:03 | アメリカ中部
土日出勤で本日は代休。自分でも思うが、この年でよく働く。久しぶりに大学のクラス会の連絡がきたが、同級生は皆引退した模様。二人はすでに天国に行ってしまった。足が痛いとかいろいろ故障も出ているようだ。健康で働けるのは幸せだ。それもすべて「旅行のため!」。

さて、オハイオ州の州都コロンバス。

州都だけにオハイオ州議事堂や動物園、美術館、サイエンスセンター(COSI)など一通り見どころは揃っているが、時間が限定される中でどこか一か所となると私はオハイオ州立大学を選ぶ。旅の途中でアカデミックな雰囲気を味わうのもよい。

< オハイオ州議事堂も立派 >


オハイオ州立大学(Ohio State University:OSU)は、コロンバスのダウンタウンの北側に位置。学部生・大学院生合わせて50,000人超の総合大学。トップノッチの大学ではないが、公立の名門校群であるパブリック・アイビーの一つに数えられている。特に看護学は全米TOP10に入る。



同校はカレッジフットボールの名門として知られ、8回の全米チャンピオンに。そういえば私の元上司はこの大学の出身。ショッチュウFBにフットボール観戦の記事をアップしていた。

1950-60年代は「伝説のコーチ」ウッディ・ヘイズ監督に率いられ、同校の黄金時代。1968年にはローズボウルでO・J・シンプソン(私でも知っている)を擁する南カリフォルニア大学トロージャンズに勝ち、全米優勝。最近の優勝は2002年。

フットボールチームのスタジアムは、オハイオ・スタジアム。馬蹄形をしていることから、Horseshoeとも呼ばれる。キャンパス内にあり、収容人数は100,000人超。ホームの試合はチケット入手困難とのこと。



フットボールのシーズンは9月から1月。冬の旅行は厳しいので9月、10月なら試合を見るのもよいね。

来週はオハイオ州の3Cの最後、シンシナティ(Cincinnati)。
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まだ見ぬアメリカ - オハイオ州(5)- クリーブランドからコロンバスへ

2024-03-31 19:39:48 | アメリカ中部
前回の記事でもお知らせしたように、クリーブランドは大都市だけあって美術館や水族館、動物園、サイエンスセンターなど公共施設が充実している。しかし、限られた時間の中、見るべきところは、紹介済みの「ロックンロールの殿堂」と「ウエスト・サイド・マーケット(West Side Market)」。

ここらで3Cの次の町、コロンバスに移動しよう。コロンバスまではインターステート71号線で144マイル(230キロ)。約2時間半の旅。

71号線沿いに見どころはないが、少し回り道すれば、カイヤホガバレー国立公園とアミッシュカントリーがある。

アミッシュカントリーはオハイオ州(2)で紹介済みなので、ここではカイヤホガバレー国立公園を簡単にご紹介。

Web Siteはこちら。

カイヤホガバレー国立公園の一番の見どころは、落差 20 メートルのブランディワイン滝(Brandywine Falls)。美しい自然だけでなく、1830 年代に建てられ倉庫兼宿泊施設として使われていたボストンストア(Boston Store)や、元は居酒屋と鍛冶屋だった築 150 年のカナル・エクスプロレーション・センター(Canal Exploration Center)、1855 年に製粉所としてスタートしたウィルソン・フィード・ミル(Wilson Feed Mill)、エバレットの屋根付き橋(Everett Covered Bridge)などがある。

ただ、この程度の歴史的建造物は他の州にもあり、自慢の大自然も日本の山里に行けばこれ以上のものを楽しめる。

よって、私個人はこの公園はスキップするか車で通過するのみにする。

<米国で見たいのは日本では絶対にお目にかかれないこんな絶景>




さて、向かう先のコロンバス は 州都であり、人口160万人の地域の中心地。しかし、見どころは少ない。期待せずに来週の記事をお待ちください。

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まだ見ぬアメリカ - オハイオ州(4)- クリーブランドのウエスト・サイド・マーケット

2024-03-24 10:25:36 | アメリカ中部
クリーブランドは大都市だけあって美術館や水族館、動物園、サイエンスセンターなど公共施設が充実している。

ただ、限られた時間の中、クリーブランドで絶対見るべきなのは、すでに紹介した「ロックンロールの殿堂」と「ウエスト・サイド・マーケット(West Side Market)」ではないだろうか。

Web Siteはこれ!

1912年にオープンというから、100年以上の歴史を持つ。当時はブロードウエイ・マーケット、セントラル・マーケットと三大マーケットがあったが、今も残っているのはウエスト・サイド・マーケットのみ。

タイル貼りの建物は地元の建築家 W. Dominick BenesとBenjamin Hubbellの設計によるもの。シンボルとなる時計は、the Seth Thomas Clock Companyの設計・製造。



このマーケットは、2008年「米国10か所の偉大な公共施設(10 Great Public Places in America)」に選ばれ、2012年には1世紀に及ぶ歴史を祝った。

歴史的な建造物というだけでなく、実際に肉や野菜、パン、日用品、エスニックな食材などが販売されている。



カナダやシアトル、オレゴン旅行でも市場やファーマーズマーケットに立ち寄り楽しんだ。ここも期待できそうだ!

<これはカナダ・トロントの市場>
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まだ見ぬアメリカ - オハイオ州(3)- ロックンロールとクリーブランド

2024-03-17 11:53:51 | アメリカ中部
オハイオ州の大都市は、北からエリー湖沿いのクリーブランド(Cleveland)、州の中ほどにある州都コロンバス(Columbus)、最南端でケンタッキー州と接する新興都市シンシナティ(Cincinnati)。

これらの3都市はオハイオ州の3Cと呼ばれ、インターステート71号線上にあり、クリーブランドからシンシナティまで、259マイル(414キロ)。

クリーブランド ーは、伝統的なよりリベラルなアメリカの都市で、人口300万人の地域をかかえ、"世界のロックンロールの中心地"と呼ばれる。

なぜ、クリーブランドがロックンロールの中心地なのか?

ロックンロール(Rock and Roll, Rock ’n’ Roll)は、1950年代半ばに現れたアメリカ音楽スタイルの呼称。アメリカ英語のスラングで「揺れて転がる」すなわち「性交」の意味もあり、1950年代には「バカ騒ぎ」や「ダンス」という意味もあった。これを広め定着させたのが、DJのアラン・フリード。1960年代半ば以降は「ロック」という呼び方が一般化し、現代にいたる。

クリーブランドにあるロックンロールの殿堂(Rock and Roll Hall of Fame, RRHOF)は、ロックンロールの歴史やその発展に貢献したアーティスト、プロデューサーなどの著名人を展示している。

同博物館の誘致活動には、様々な都市が乗り出したが、1986年、クリーブランド市がこの殿堂の本拠地として選ばれた。その誘致には、先ほどの地元局DJのアラン・フリードが「ロックンロール」を造語してこの新ジャンルを大幅に推進させたことも貢献している。

エリー湖畔のユニークな建物は、建築家I・M・ペイの設計で、1995年9月1日に開館。

3Cの中ではエリー湖や上記博物館などがあるクリーブランドが最も見どころがありそうだ。



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まだ見ぬアメリカ - オハイオ州(2)- アメリカ屈指の工業州というが、近代文明を拒否する「アミッシュ」が生活

2024-03-10 09:39:32 | アメリカ中部
オハイオ州はアメリカッ屈指の工業州で、自動車やその部品、飛行機部品、石油精製など幅広くモノづくりが行われている。誰でも知っているエジソンやライト兄弟はオハイオ州出身。ついでに、映画監督のスピルバーグも!

このような工業州ではあるが、オハイオ州はアミッシュが多く住む(全米で2位)としても有名で、クリーブランドの南には「アッミッシュカントリー」と呼ばれる地域がある。

<アミッシュのコミュニティがある地域>


アミッシュは、携帯電話やテレビなどの電化製品といった近代文明を拒絶して生活。自分たちのコミュニティ内で生活し、ドイツ語、英語、ペンシルベニアダッチの三言語を話す。ペンシルベニアダッチとはアーミッシュ同士で話すときに使用する言語。

男性の服装は、シャツに黒のベストやジャケット、黒の長ズボンとサスペンダー、外出時は黒色のハット、農作業の時は麦わら帽子、革靴が基本のスタイル。

女性の場合、既婚者は暗い色の無地のワンピースにエプロンが普段の服装。化粧はしない。



様々な決まりごとがあるが、コミュニティにより例外事項もあるとのこと。

1985年公開のハリソン・フォード主演の映画、「刑事ジョン・ブック 目撃者」は、ペンシルベニア州のアーミッシュの村が舞台。アーミッシュの生活様式が分かる。
その村出身の子供サミュエルがフィラデルフィア駅のトイレで殺人事件を目撃する、という設定から、近代文明を拒否するとはいいながら、例外的に汽車の使用は認めていることが分かる。サミュエルの母親レイチェル役のケリー・マクギリスが実に美しい。第一作目のトップガン(トム・クルーズ主演)ではヒロイン役。

さて、最後にアミッシュの歴史に触れる。

アーミッシュはキリスト教再洗礼派に属し、16世紀のマーティンルターの宗教改革の頃、ドイツを中心としたヨーロッパで生まれ、キリスト教の幼児期の洗礼を認めず、成人後の本人の意思で洗礼を受けることから再洗礼派と呼ばれるようになった。しかし、迫害され1750年までに約500人が米国に移住。現在、ペンシルベニア州、オハイオ州、インディアナ州そしてカナダのオンタリオ州に35万人以上が住んでいる。

農業・牧畜業で暮らしているので、ドイツと気候風土が似ている北部に住んでいると考えられる。

近代文明を拒否しているが、観光客は受け入れているので、許される範囲内で生活ぶりや食事などを見てみたい。

以下、お役立ちサイト:

Amish Country Ohio | Visit Amish Country | Amish Country Trips OH(英語)

天理大学ふるさと会海外派遣報告書 国際学部外国語学科英米語専攻二回生梶原氏
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