今朝の「しんぶん赤旗」日刊紙の国際面の記事。
人種差別反対デモの抗議行動が広がっているアメリカ。
トランプ政権がFBI(連邦捜査局)などの治安要員を各地に投入。
デモ参加者を拘束することも。それに抗議する母親たちの行動。
「連邦政府よ どきなさい。母親たちがここにいます」
「私たちの子どもを放っておいて」と
人種差別反対デモを行っている青年たちの周りに壁を作って彼らを守ろうとする「母の壁」
胸が熱くなる記事。
かつてベトナム戦争に若者たちが徴兵で戦場に送られていた時期。
子ども達を守るために、アメリカの母親たちが
「徴兵通知を私たちに」と立ち上がった話があった。
日本では、おそらく息子、娘たちが行動しようとすると
「そんなことは止めて」と押しとどめるのが多数ではないか。
私も、かつて母親から「何もお前がやらなくても」と帰省のたびに言われたことを思い出す。
もちろん、我が子を思ってのことだが。
森でクマに遭遇した時、欧米の母親はクマの前に立ちはだかって我が子を守ろうとする。
日本の母親は、我が子を抱きしめてクマから守ろうとする。
日本で特有の親子心中につながる逸話。子育てへの対応の違いを雄弁に語っている。
息子、娘たちが、今の世界に抗議の声を上げ、世界を変えようとする行動に
「あなたの未来をつくるために 悔いのないように」と背中を押す親でありたい。
2020年7月24日「しんぶん赤旗」の国際面の記事。
我田引水かもしれないが、「しんぶん赤旗」の凄いところは
ワシントンはじめ世界各地に自前の特派員を配置していることだ
世界の変化を赤旗記者が自らの目と耳と足で肌で感じ、記事にしている。