数年前にお亡くなりになった 小児科医の内藤寿七郎先生
この方の著作 『 育児の原理 』は私の育児のバイブルです。
世間には、
小手先の事や対処療法的で応用が利かなかったり、
単なる現象の例示や
一部の人にしか当てはまらなくて不要だったり、
相手を自分の思い通りに扱うための
諸々の助言や情報等が溢れています。
育児に関しても同じ状況ですよね。
この本には “ 根本 ” “ その心 ”が書かれています。
この本を見つけた時、本当に嬉しかったです。
“ あ~ 求めていたものがあった! ”
息子が1歳の時に 一度だけ参加した 内藤先生の講演会。
終了後に握手をして頂いたのですが、
手を握った瞬間
胸がドキドキ と大きく震えて ときめいて
熱~くなったのです。
先生は90歳を超えていました。
どこまでも純粋で あたたかくて 美しい心
手を握るだけでも それらを 人に伝える事ができる方でした。
そんな事ができるんだ。 この様な人になりたい。
今もその想いを持っています。
願っています。
お会いできた事に感謝しています。
内藤先生と 手塚治虫氏 アップリカ社長だった葛西健蔵氏が中心となって
あたたかい心を育てる育児運動を始められました。(多分 今も活動継続中だと思いますが…)
育児の原理は、その中で出版された書籍の様です。
アップリカ育児研究会から発行されているので、
本屋さんでは扱っておらず、
アップリカの育児製品売り場の片隅においてありました。
他に類書はなく、こんなに良い本、皆に読んで欲しい本なのに
求めている人の目に触れず、手に届くチャンスがとても低いのです。
あ~ なんという事だ と嘆いています。