20150721
3時過ぎ、毎度ながら暑さで目を覚ます。 カメラの充電終了を確認しようと思ったら、アレッ? ライトがまだ赤い。 十分に充電完了のハズなのに・・・。 焦る! あれこれ、試してみるけれどアカン。 ますますアセル! トリセツを捜すがなかなか見つからない・・・もっとも読めるワケない…と思っていい加減に探していたかも。こうなると、受付氏に尋ねて見よう。着替えて、深夜の受付に。ソファのところにいた彼、「ナヌ?」「コレコレしかじか・・。 オヌシはデンキに詳しいか?」 「No!」 すごすごと部屋に戻って格闘。こうなったら、またMedia Markt へ行くっきゃないかなぁ・・。 何度目かの取説探しをするとアッタ! 図を見ながら試行錯誤。が、やはり??? “+”と“ー” がイマイチわからん。バッテリーの向き90度変えてみた。二個ある点滅ライトの一つがピカピカし始めた。 タブン、これでOK。 よかったぁ! ホッとして横になる。
5時過ぎに起きてシャワーを浴び、6時ごろ受付氏にカメラOKを伝えてホテルを出た。 レンヴェーグからランドシュトラーセへ。U3でウィーン西駅へ。広い駅をウロウロ。インフォメーションでユーレイルのスタンプを押してもらうトコロを尋ね、チケット売り場でスタンプを押してもらった。これでパスも有効!
8時ウィーン西駅 2番線から出発。郊外に出ると緑の畑、刈り取られた畑のパッチワーク模様が続く。ひまわり畑・・・ホントにお日様に向かって咲くんだ! 春先、スペインで見渡す限り何もない畑を指して添乗員嬢が「コレはひまわり畑です。」と言っていたけど、今頃、アソコでも咲きほこっているのかしら?
9時20分、メルク着。駅前の案内図を見る。前方の高台に修道院は見えるけれど、外観だけで可。 もらった案内図を頼りに狭い小道を登る。真下は個人宅の庭、若い夫婦が小さな子をビニール製のプールに入れているのが丸見え・・まるで、イギリスのフットパスみたい。 10分足らず登って修道院まで来た。確かにレストランもあるし、団体様がバスで到着している。修道院の内部はパス。 駐車場の先は入れないようなので、来た道を少し戻って、今度は別の道を。商店街だった。 特に買いたいものもなく、切手だけ買って昨日買った絵葉書を投函しようとしたがポスト見つからず。 店員さん、「小さいですヨ。」と言っていたけれど・・。 一軒の店先に「黄色い小さな箱」が掛かっていたがアレだった?
地図を見ながらクルーズの発着場へ。大きなトラックが二台、飲み物を積んでいたが終わると去って行った。手前のブースで24ユーロでチケット購入。出港(?)は11時。 1時間近くある。ノンビリ、待とう。
顔をあげれば修道院。歌声も聞こえたし、定時になると鐘が鳴っていた。これで十分にアリガタイ私。目の前の川はスグ先でドナウと一緒になる。 霞川が入間川に入って行くトコロと似ている。が、ドナウ川は青くナイ! 自転車乗りが、老いも若きも、男も女も横の橋を渡って川向いに行く。どうやらサイクリングの有名なところがあるらしい。
11時になって出港! 陽射しが強烈なので船内に居たいけれど、やっぱり甲板がいい! 日焼けもお肌のダメージも気にしたところでもう遅い! 船が動き出すとソレなりの風も生じて気持ちいい・・・けど暑いなぁ! なるべく陰にいたいけれど先客あり。 真っ白なお肌の若い日本人らしき女性が一人、黒いTシャツにズボンの男性もいたが、二人とも壁をまとっている雰囲気で近寄れなかった。アチラの女性は日焼けなど気にしないのか否か、みんな肌もあらわにシミだらけの(失礼!)肩も二の腕も陽光にさらしていたっけ。さて、見回すと家族連れ、タブンご夫婦組、夫婦同士の仲間・・が多い。イイねぇ! 一人モノって見かけない。古城、廃墟・ブドウ畑が続く。この辺りで「オーストリアのビーナス」なる土偶が発見されたようだが、土偶って世界共通した形だ。 タイラな顔族であり、不恰好の私、親しみを感じる。 この私も太古の時代だったら「ビーナス」と称賛されたかな?
なだらか丘陵地帯が続いているココは「世界遺産ヴァッハウ渓谷」。が、私には渓谷には見えない。私にとって川幅狭く清らかな急流が音を立てて流れているのが渓谷・・・十和田渓谷、奥入瀬渓谷だ。 川幅は我が入間川よりも広く水量もたっぷり。 両脇はブドウ畑の“丘” チューリヒのリリィ夫妻がいう「オペラクルーズ」って、
ヒョッとしてこんなの? ドナウ川は大海ではないので巨大な豪華船は在りえない。私、憧れのクルーズを体験中かも? ちょっとコンパクトな船だけど・・。私は一泊ほどのクルーズツァーで別の国へ行くことに憧れていた。
お日様がテッペンにきてあまり日蔭にはならないが、場所があいたのですかさず移る。お隣りの女性と少々お喋り。この近辺の方とのことで、いとこ同士で年一回ほどチョットした旅をなさるそう。「自転車で?」と尋ねると、自転車旅行もするけれど、今回は一泊のドライブ旅行とのこと。いとこ同士で・・・いいねぇ。ご主人も交わった。「オーストリア人は親切ですか?」 「もちろん。Excuse me, could you・・・というと、親切に教えてくれます。何も言わないと・・・ですが、それで可です。」お互いに写真を撮ってサヨナラ。12時半 私はこの青い教会のあるデュルンシュタインで下船 私のヴァッハウ号は数時間のクルーズ船。
ここから、列車でウィーンへ帰ることも可能だそうだが駅までの交通機関を考えると、船でクレムスへ行くのが良さそう。 次の船は15:10とのことなので、それまで何をしようか? 目の前に岩をくりぬいたトンネルがある。迷わず、トンネルを抜けて出た道を左へ。ブドウ畑が現れそしてドナウ川べりに出た。 サイクリストの一団がひっきりなしに通る。老若男女、一人旅のおばあちゃんもいる! みんな、がっしりした自転車にヘルメットをかぶりソレなりのウェアを着て走っていく。
ドナウの水に手を浸す。生ぬるい。モチロン砂を採集。お土産やさんやレストランが並ぶ元の道に戻る。 お昼をどうしようか? 正直迷うが、残念ながらメニュがワカランので何を所望しようか・・・。かなり うろついた・・ミットモナイこっちゃ。 あっ、お菓子やさんだ。 ケーキが並んでいる。ここに決めた! 現物があるんだもん。「ザッハトルテ」らしきものとカプチーノを注文。 美味しい!
エネルギーを補給した私、「ロビンフットトレイル」と書いた案内板を発見! 数時間のルートのなかに一時間ほどのルートを見つけた。ここに行こう! 2時半の時点で引き返そう・・と決めて登り始めた。これまた、狭い上り坂が続いている。ココは岩山だ。この暑い中をよくやるわい!
眼下にドナウ川が流れる登り道を割合ラクに登れたが岩・石の道であるのでチョット怖い。途中、下りてくる一人の若い日本人女性に、次にご夫婦連れにあってちょっとオシャベリ。ご夫婦連れで旅ができるってイイなぁ。
やがて、頂上の一歩手前に。すぐ上に廃墟となった要塞が見える。ココに「気を付けて! 後はyour own responsibility で!」とあった。自己責任で登頂。達成感を味わってから一段下に戻る。数人のグループが休憩中。勇気を出して、写真をお願いして撮ってもらったら、別の背の高い男性が「高い位置から撮ってあげよう!」
「ありがとう。 では、今度は私が・・」「いや、僕らはもう撮ったから・・・」と。 が、別の男性が「じゃぁ、みんなで一緒の写真を撮ってもらおう。」と。 伺えばご親戚同士とのこと。 親戚同士の交流が盛んでケッコウ!
2時45分、船着き場に戻ってヤレヤレ! そうだ、ビールを飲もう! スタンドの脇には、なんとベートーベン殿が!
予定どおり3時10分、ウェッジウッドを思わせる教会を後にデュルンシュタイン出発。20分ほどでクレムス着。船内には自転車乗りがとても多かった。 。
クレムスの船着き場付近にバスが止まっている。団体様はどうやらココからバスに乗るようだ。 駅までは1キロほどのようだが、車がブンブン走る道は広いのに歩道もなく、歩いていて怖かった。(歩道のない道って最近歩かないもんね。) ・・4時半近く、やっと駅に着いた時はホッ! 暑い中をたくさん歩いたね。 「Greentea」とラベルにあるボトルを買ってみる。「ウっ、こんな味なんだぁ・・・。」 自然の味とあるけれど、そうかなぁ?ほのかな甘みがイマイチ。 5時クレムス発でウィーンに。ウィーン近くのドナウ川は、渓谷から見ると川幅がより広い。ウィーンは山間ではナイから、アソコは渓谷だったのかなぁ・・。 6時、ウィーン西駅着
スゴク楽しかった! 達成感は十分! ツァー参加でなくても大丈夫! イヤ、マッチ・ベター。 無断で行程を参考にさせていただきましたが、ありがとう!
さぁ、明日はザルツブルグだ!!