アンサンブルの同世代友人2人と新座の平林寺に。「臨済宗平林寺専門道場」とあるとおり、修行の場に相応しく、静かで峻厳な趣きが心地よい。 紅葉には早かったが緑をとどめている小さな楓の葉は美しく、綺麗に掃除された足元には赤い紅葉、黄色く染まった葉っぱがパラパラ、ドングリがコロコロ。 「禅宗」のお寺はいいなぁ・・・と全く知らないくせに思う私。 手入れが行き届いた境内は美しく静けさも加わって心地よいのは事実。 そう言えば次男が社会人となった春、私はウキウキ気分で出歩き、「4月17日 半僧坊大祭(はんそうぼうたいさい)」見物に ココに来たっけ。 お坊様の行列を見ずに帰宅したかも。
14世紀に岩槻で送検された平林寺は戦国時代に荒廃し、家康の助力を得て1663年に今の野火止に移転した由。山門・三門は「空、無相、無作」を表す?・・後で調べよう・・・は17世紀の建築物、中世の建物と言ってよいだろう。が、西洋は石造り・コチラは木造というだけで趣きは全く異なる。 が、このことは自然の様相と同様に国民性に与える影響は大であることは当然だ。
3人でイロイロ他愛ないオシャベリも楽しんだ。 良き仲間、この年齢になって新たに得た友人を大切にしたい。 久しぶりの電車に乗ってのお出かけ・・クタビレタァ!!
ネットでアレコレ検索した結果は以下のとおり。
三門とは、仏道修行で悟りに至る為に透過しなければならない三つの関門を表す、空、無相、無作の三解脱門を略した呼称。山門とも書き表され、寺院を代表する正門 。「三解脱」とは、「空解脱」 ・「無想解脱」 ・「無願解脱」。 「解脱(げだつ)」とは、すべての煩悩を捨て去って、迷いを、振り払い悟りの境地へ踏み出す事を、言います。 「三解脱門」とは、 ・全てを空とみなす「空門」 ・相手を差別する事の無い「無相門」 ・願い欲する事を捨てる「無願門」以上の3つの門の事を、指し示します。 三解脱する事で、何事にも囚われる事の無い心を持つ・・・と。 三解脱門は、煩悩を、捨てさり、悟りを開いた後、涅槃(ねはん=永久なる平和)の為に、仏殿に入ろうとする門です 。