地球散歩♪

いもとなおこのBLOG

モザンビークの楽園編。

ジェノサイドの跡

2006年03月13日 | rwanda
ニャマタの礼拝堂に行った

映画ホテル・ルワンダどころではない

ナマの現場


本当は怖くて仕方なかったけど
平和構築の専門としてこの国にいて 
それを見ないであとで後悔するのも嫌なので
来訪してたワセダの学生さんたちが行くというので便乗した

普段は霊とかまったく鈍感で何にも感じないのだけど
入り口の前で足が動かなかった





おびただしい数の骨の山、山、山

この場所で殺された数は1万人

銃で、なたで、

子どもは壁に叩きつけられて死んだ


本当は 皆 この隣にある地下室に逃げ込んで
すべては起こった

でも骨を保存するには適さないということで
本堂に移動されていた

骨だけが山積みになっていて
頭蓋骨は隣に並べられ
服もそれだけ集められていた



現実味はない
臭いもしない
現実を思い浮かべようとしても頭が拒む

でも教会全体が異様な恐怖感に包まれて 
息ができなくなりそうだった



想像の域をはるかに超えている

その様子を 感情を 言語化することもできない


これだけの数を数時間で皆殺しにした

同じ人間が

同じ国民が

隣人だけじゃない

家族や兄弟をも

すべてこの地で
たった12年前に起こったのだ