こちらではいつも車移動ですが、外を歩くと必ずたくさんの人に声をかけられます。
「チャイナ!」
「チョンチンチャン」
が一番多い。中国人の方が日本人より身近なことは確か。
「ハロー、ホワイト・レディ」 「名前は?」 「こっちへ来い」
無視するか、微笑むかは、そのときの虫の居所によります。
子どもには大体手を振るけど。だってめちゃくちゃかわいいんだもん、この国の子どもは。
今朝は久々に外を歩いていて、シエラレオネ人の若者と会話しながら歩きました。
若者「名前は?」
私「なおこだよ。あなたは?」
若者「モハメドだよ。よろしくね。君は中国人?」
私「ううん、日本人」
若者「ふうん、日本人か。香港から来たのか?」
私「違う。東京」
若者「何の仕事してるの?」
私「日本政府の援助の仕事だよ。あなたは?」
若者「僕はケアテーカー(お手伝い)だよ。耳の・・・」(と耳を指す)
・・・ 耳のケアテーカー?!耳かき屋か?!
私「ふ、ふうん・・・」
若者「日本政府はこの国で何をしてくれているの?」
私「フリータウンの電力とかやってるのよ」
若者「そうなのか!シエラレオネのためにやってくれているのか・・・」
私「この国はお金がないからね」
若者「お金ない?そんなことない。ダイヤモンドも金も沢山ある。ぜーんぶ政府が横取りしちゃって、国民に還元しないで自分たちのポケットに入れてしまってるんだ、あいつらは!!!」
私「そうなのかね」
若者「僕は金持ちになったら、あなたに恩返しをしてあげるからね」
私「(耳かき屋で・・・)ありがと」
若者の間で、政府への不満は積もっているという話を聞くけど、このことです。
15年前から10年間続いた戦争も、こういうことが原因で起こったのに、政治家や有力者はいっこうに反省していないんだから。
しかしここの人たち、特に失業率80%以上とも言われる若者には、どうしたらお金を稼げるのか、よく考えてもらいたいものだ。
いくらでも需要は転がっているのに。気がつかないのかなぁ。やり方がわからないんだろうなぁ。
常に付加価値、より便利に、を考える日本人には理解しがたいのです。
もしかしたら、耳のケアテーカーで金持ちになる方法を企んでいるのかもしれないけど・・・!
注:写真はキャッサバの葉の油炒めとライス。シエラレオネはご飯が主食です。