今日のワークショップ中のお昼ご飯の時に、食堂で私が座って食べようとしたら、オレンジの布に身を包んだお坊さんの集団がやってきて私のテーブルに座り始めた。
ここは仏教徒70%の国。お坊さんは偉い人。
腹ペコの私はそのまま勝手に食べようとしたら、「ナオコ、違うテーブルに移動しないとだめだよ」って。
えー なんでっ。だって私の方が先に座ったんだし・・・
まだ体験したことのない異文化だっ。こういうとき、私の好奇心がきゃんきゃん騒ぐ。
「何でー ねー 何でー?」
お坊さんは階級が上だから?リスペクトしなくちゃいけないから一緒の席で食べちゃいけないの?
それとも世俗を絶った人たちだから、女性と一緒に座っちゃいけないの?
私が特にseductive(魅惑的)だから?!そうなのね!そうでしょ!
ブーッ。ちげーよ。女性とは席を一緒にしちゃいけないっていう仕来りなの。だって。
ふーん。
ウィンクに投げキッスでもしてやりたい気分だわ
お坊さんじゃなくても、スリランカの男女関係は非常に慎ましい。少なくとも、表向きは。
パブリックでいちゃいちゃなんて絶対にしないし、魅惑的なファッションの女性もほとんど居ない。
アフリカでは15m置きに男性に声をかけられ、すぐに「結婚しよう」と言われていた私だというのに(自慢ではなく、外国人なら誰でもいいのだ)
スリランカで下心ミエミエの男性に声をかけられることは・・・
んー・・・
ないな。 ・・・。
しかし裏の社会はすごいらしいから、それはまたリサーチして皆様にレポートします。笑
夜はワークショップの参加者から宴席へ招かれた。
ここでも私はテーブルを陣取ってお酒が運ばれてくるのを待っていたら・・・
お酒が来てみんなが着席した途端、女性人はそそくさとどこかへ。
おーい、一緒にビール飲もうよ~。
いはく、スリランカの特に地方の方では、男性の酒盛りには女性は参加しないのだそうだ。
女性はまず、お酒を飲まないらしい。
私、完全にアウェー。
女性ひとりに、スリランカのオヤジ達12人。オーシャンズ13も真っ青。
でも心配することなど何もなくて、彼らは私をオヤジの一員と思っているかのように、スリランカ産ジン、アラック、ビールをじゃんじゃん勧めてくる。
たちまちオヤジたちはほろ酔いになった。
しばらくすると、歌う。そして踊る。
この歌がまた。
ジャイ子も真っ青。みんなが外しまくって、まったくどんな歌なのかわかんない。
でもなんか、めっちゃ楽しそう。
普段、ワークショップの教室で無言を貫いているおやっさんたちが、見たことのない笑顔で楽しそうに手拍子で歌い、笑う。
田舎っぽいけど、スリランカ、慎ましく、穏やかで何かいいよね。
それにしても、女性陣はどこに行ったんだろう。
やさしい風が、夜空に音感サイテーのメロディを包んでいきました。