職業病か、私の性格なのか。
それともみんなそうなのか。
こういう風景を見ても、
何にも感じないの。
心が動かない。
淡々と目に入ってくる。
特にこんな風景は東北で見たのと似てるから。
でもあの津波とは違う。
まだ骨格が残ってたりする。
空港はごった返していたけれど、
乗客がバッケージ・クレイムに入ってきてすぐに、
空港のスタッフが一斉に
「Welcome to Tacloban. Thank you for your support」
と声を揃えて合唱した。
すごく気持ち良かった。
気持ちが篭ってた。
電気がないから、全部手作業。
ドライバーにピックアップしてもらって、一番ダメージ強そうなところから10分くらい走ったら、
段々と破壊具合が軽くなっているのがすぐわかった。
お店もオープンしているし。
5000人以上の命を奪った台風ハイヤンから一ヶ月半。
人々は、暮らしを再開しつつあった。
みんな瓦礫処理などの作業をしていて、活気はあった。
少なくとも絶望は感じなかった。
車から見ただけだけど。
これから嫌というほど見せつけられるのかも知れない。
まずホテルに連れていってもらった。
ダメージが少ない地域にそれはあった。
その名もLuxuay Suites!笑
基本、ダブルの部屋をシェア。
そう、初対面の同僚と。
誰と当たるかわからない。
最初の部屋は、雨漏り、
次の部屋は、ドアの鍵が壊れてるから私的に却下。
それでも泊まってる人はいる。
冷房が効くみたい。
お湯は、明日の朝試してみる。
オフィスはホテルから歩いて1分のところにあった。
広いフロアにみーんな居た。
知り合いがチラホラ。
ハイチの同僚は3人。
土曜日の今日も構わず働いてる。
さっそく仕事が始まった。
新しいチーム。
若いチームだ。
人数が少ない。。。
教育チームは私と、アイルランド人と、インド人と、あとはフィリピン人ナショナル・スタッフが来るみたい。
一通り、ちょっとずつ状況を把握していく。
7時くらいにみんなパタパタとコンピューターを閉じて、
オフィスの角のレストランへ。
台風後初めてオープンしたイタリアンレストラン。
とりあえず地元の軽すぎるビールで乾杯。
凍り過ぎ。
そして出てきたピッツァ…
わお…
絶品‼︎‼︎
これはこれは… 予想外。
これさえあれば、問題ないですわ。
何も文句言いませんわ。
それにしても… エマージェンシーの人たち、ヘビースモーカー過ぎ!
そしてみんなユニセフTシャツ着過ぎ!
あああ、back to emergency work!