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with伊能忠敬でやる気アップ!日本地図完成を目指してウォーキングを楽しむ万歩計 202109

2021-09-16 20:15:00 | 気になる モノ・コト

with伊能忠敬でやる気アップ!日本地図完成を目指してウォーキングを楽しむ万歩計
特選街web編集部  より 210916 

 万歩計の「令和の伊能忠敬 GK-710」は、楽しみながら目標を達成できるからいい。
 歩数を距離に換算し、バーチャルに海岸沿いを歩いて日本一周することで日本地図の完成を目指す。
 東京からスタートして海岸沿いを進む。
 都道府県別に地図を表示するほか、次の都道府県までの距離も表示する。

 伊能忠敬とともに日本地図完成を目指す!ゲーム感覚でウォーキングを楽しむ万歩計
歩数を距離に換算し、バーチャルに海岸沿いを歩いて日本一周することで日本地図の完成を目指す万歩計。

🚶‍♂️山佐時計計器
 令和の伊能忠敬 GK-710
  標準価格:5500円

🚶‍♂️楽しみながら目標を達成できる
 実距離モードと倍速モード(2、5、10、30、50倍)が選べ,実距離モードでは,歩幅70センチの人で約2720万歩,1日1万歩で約7~8年がかりで日本地図が完成する。

 東京からスタートして海岸沿いを進む。都道府県別に地図を表示するほか、次の都道府県までの距離も表示する。

【万歩計®・歩数計(日本一周、目標、楽しい)】ゲームポケット万歩_令和の伊能忠敬 ~歩いてつくろう日本地図!_GK-710*ポケット・バッグインインタイプ万歩計*万歩計の山佐(ヤマサ YAMASA)

※価格は記事作成当時のものです。
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🗾 出雲大社、諏訪大社、熊野大社、伊勢神宮――人々が目指すスーパーパワースポットが「そこ」にある理由! 202109

2021-09-16 20:00:00 | 📗 この本

出雲大社、諏訪大社、熊野大社、伊勢神宮――人々が目指すスーパーパワースポットが「そこ」にある理由!
 COLORFUL  より 210916  蒲池明弘

📗『聖地の条件 神社のはじまりと日本列島10万年史』蒲池明弘

 交通の便がよいわけでもなく、古代の都があった場所でもないところに多く存在する、歴史ある神社。「パワースポット」としても人気ですが、誰かがそこに決めたわけでもありません。
 しかし、その地に誕生した必然的な理由が必ずあるはずです。「なぜ? いつから?」そこにあるのか、キーワードとともに迫ってみました。

■キーワード1「荒ぶる大地とその恵み」
 地球上において稀な、4つものプレートがせめぎ合う日本列島は、必然的に世界でも有数の火山地帯です。日本列島の住民は火山の噴火を荒ぶる神の怒りとして恐れ、鎮静であることを祈りました。富士山本宮浅間大社や阿蘇神社は山体や火口そのものをご神体として仰ぐ火山信仰の神社です。

 火山は人類にとって恐るべき災厄の源である一方、恵みをもたらす存在でもあります。火山に由来する鉱床は、金、銀、朱(水銀)をはじめとする金属資源の宝庫でした。さらに、温泉や神秘的な風景美も火山活動の恩恵です。果たして、その土地に古代人はどんな思いを抱いたでしょうか。
 およそ1500万年前という途方もない昔、列島史上最大といっていい超巨大噴火で形成されたのが熊野カルデラです。那智の滝、神倉神社のイワクラなど熊野を特徴づける巨岩は、このときのカルデラ巨大噴火によって形成された火成岩です。熊野エリア全体が、その太古の巨大噴火によって形成された火山の聖地であるといえます。

 1500万年前という年代は、ユーラシア大陸の東端が剥がれて、日本列島の原形ができたころです。ちょうど同じころに活動した火山の跡が、出雲地方にもあります。決して有名とはいえない、島根県松江市にある花仙山です。今は標高200メートルほどのかわいらしい形をなす山ですが、あまりに巨大な噴火を繰り返した結果、山容が吹っ飛んでしまった結果なのです。

■キーワード2「宝石、鉱石」
 花仙山は、勾玉や管玉など玉作りの原料である玉髄・メノウの採取地でした。当地は古墳時代以降、国内最大の玉作り産地となり、ヤマト王権の歴史と濃密にむすびついています。
 玉髄・メノウは赤、青、黄色などさまざまな色合いをもつ美しい鉱物ですが、それに加えて、非常に硬い石でもあります。そのため、出雲を中心とする山陰、山陽地方では、縄文時代よりも古い旧石器時代から、玉髄・メノウが石器素材として使われていたことが判明しています。

 考古学の最新のデータでは、当地における玉髄石器の出現は、10万年前くらいとされる砂原遺跡(島根県出雲市)の年代にさかのぼります。2021年現在、「国内で最古」と考えられている石器がこの遺跡から出土しているのです。10万年前にさかのぼって神社のはじまりを考える──というタイトルの由来はここにあります。

 さて、ところかわって諏訪地方は全国有数の黒曜石産地としても知られています。そばにそびえる八ヶ岳は気象庁が指定する活火山のひとつであり、黒曜石は火山活動にともなって形成される火山岩の一種です。本書では、それが諏訪信仰の歴史といかに関わるかについても検証しました。

 今ひとつ例を挙げれば、伊勢地方は国内有数の辰砂(朱の鉱物)の産地です。辰砂とは、神社の鳥居などをいろどる朱色の塗料となる鉱物ですが、水銀の原料でもあるので水銀朱とも呼ばれています。

 辰砂、水銀は、不老長寿をうたう古代中国の神秘的な医学で珍重されていました。非常に高価な天然資源だったのです。日本列島は東アジアでは希少な辰砂の産地なので、弥生時代、邪馬台国の時代から平清盛の日宋貿易のころまで、辰砂、水銀は貴重な輸出品でした。

 辰砂も金や銀と同じく、火山活動にともなう熱水鉱床として形成されます。伊勢神宮の歴史の遠景にも、太古の火山活動が見えるのです。

●キーワード3「温泉」
 花仙山のふもとにあるのが、観光地として有名な玉造温泉です。「出雲国風土記」にもしるされているこの古い温泉は、出雲大社の宮司をつとめる出雲国造が、代替わりのときに潔斎することが定められていた神聖な場所です。
 諏訪大社の鎮座する諏訪地方は、温泉観光地という印象は薄いかもしれませんが、実は熱海、別府に匹敵するほどの湯量を誇る温泉地です。
 諏訪の間欠泉
 世界遺産となった熊野本宮大社の鎮座地の周辺は、古代にさかのぼる有名な温泉エリアです。熊野カルデラ(あまりに昔のことゆえ今は痕跡が乏しいのでピンとこない向きも多いでしょう)の亀裂をとおして、摂氏90度以上の温泉が現在も湧出していると説明されています。

●キーワード4「断層」
 日本列島は世界屈指の活断層エリアであり、「地震列島」の異名をもちます。地震は百害あって一利なしの絶対悪のように思われがちですが、こちらにも恵みの一面はあります。
 億年単位の過去からの断層活動すなわち地震のくりかえしによって、直線的地形(リニアメント)の山並み、谷筋が形成されています。諏訪をはじめ、その地形は自然発生した「道」であり、旧石器時代、縄文時代の人びとがその道を使って黒曜石や翡翠など貴重な鉱石を運び、往来しているのです。

 いよいよ、この記事の最大の主眼について述べますが、日本列島を貫く最大の活断層帯である中央構造線に沿って、諏訪大社、伊勢神宮など歴史ある神社が鎮座している不思議な事実があります。これについては、いみじくも本書発売2日後にあたる2021年8月21日放送のNHK『ブラタモリ』「諏訪~なぜ人々は諏訪を目指すのか?」の回で、タモリさんが言及されたので驚きました。本書166ページに掲載の「二大構造線に沿った神社と鉱物産地」とそっくりの図がテレビ画面でも紹介されたのです。


 タモリさんは「断層の上ってのは人が感じるのでしょうね」と諏訪の地に立って仰っていました。本書が追いかけたテーマもまさにそこです。出雲大社でも、参道と交差して「大社衝上断層」が走っています。

 なぜ人が祈り、祀る場所がそこなのか。原初的な理由がないはずがない。
 さきほど、伊勢の辰砂の話をしましたが、私たちは朱色の鳥居を目にするだけで聖なる気配を察知します。そうした感覚は、いつの時代にさかのぼるのでしょう。

 伊勢地方の辰砂は、朱色の塗料として縄文時代から利用されており、関東、東北にまで運ばれていた痕跡があります。朱の鉱石を求めて、列島各地の縄文人が伊勢を訪れていたこともわかっています。

 そこに伊勢神宮よりもはるかに古い、聖地としてのはじまりを見ることができるのではないでしょうか。

 という具合に、本書『聖地の条件 神社のはじまりと日本列島10万年史』では、日本の大地の歴史から、各地の歴史ある神社について、誕生の秘密を探っています。
 古代史の謎が大好きな方々はもとより、「ブラタモリ」のファン、パワースポット、パワーストーンなどに関心のある人に、ぜひともお手に取っていただきたい一冊です。
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🦖ゴジラ・フェス 2021にて「モスラ寄席」の配信決定! 21/11/03

2021-09-16 19:49:00 | 〽️ 行事・新案内等 控え

ゴジラ・フェス 2021にて「モスラ寄席」の配信決定!
  Rooftop  より 210916 

「モスラ寄席」は,昨年開催の「ゴジラ・フェス オンライン 2020」で好評を博した「ゴジラ寄席-ゴジラにかける特撮の未来-」の第二弾。
 ゴジラに並ぶ東宝特撮の人気怪獣として活躍してきた「モスラ」の歴史を,それぞれの時代に生きた人々の姿とともに講談と落語でお届け。1961年の映画『モスラ』公開から60周年となるメモリアルイヤーに,ぜひ「モスラ寄席」を楽しもう。

🦋モスラ寄席
開催日:2021年11月3日(水・祝)
 内容:講談・落語によるモスラ噺(約30分)
登壇者:旭堂南龍(講談師)、 桂紋四郎(落語家)
 備考:配信時間につきましては「ゴジラ・フェス 2021」公式サイトにて後日発表予定。
主催:オーエス株式会社
 ゴジラ・フェス 2021
開催日時:2021年11月3日(水・祝)12:00~19:00頃まで(予定)
配信プラットフォーム:YouTube LIVE(Godzilla Channel ゴジラ(東宝特撮)チャンネル)
料金:無料
公式サイト: https://godzilla.store/gfes/2021/
主催:東宝株式会社
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🚶‍♀️…槙島農地うろちょろ…導水路沿… 210916

2021-09-16 19:13:00 | 🚶 歩く
🚶‍♀️…右岸堤防道…太閤堤跡公園…宇治駅前…宇治橋…左岸河川敷…井川排水機構口…水路沿北へ…槙島公園…槙島農地(北内…大幡…月桂山妙光寺前…月夜…☂️一町田🌂…五才田⇆島前…光風豊作碑…門口…幡貫⇆…郡…宇治川高架橋…Alp(全館休)沿…戦川上る…🏣…🚉…🏦…導水路沿上る…🏪↩︎…導水路沿下る🚉…右岸堤防道…>
🚶‍♀️14192歩2kg

☁️:風心地よく,月は雲多く見えず
 気温的には過ごし易い。
ダム放流収まる。


JR複線化 2本ある橋梁台の左岸側橋梁台まで伸びた。


羽黒蜻蛉












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🗾 「日本人はすでに絶滅危惧種になっている」若さを失った日本でこれから起きること  202109

2021-09-16 13:12:44 | ¿ はて?さて?びっくり!

「日本人はすでに絶滅危惧種になっている」若さを失った日本でこれから起きること
  プレジデントonlainより 210916河合 雅司

 高齢化が進む日本はこれからどうなるのか。作家・ジャーナリストの河合雅司さんは「国民の“安心・安全”は大きく揺らぐだろう。勤労世代の減少により、警察や自衛隊を含む公務員の不足や食糧難まで考えられる」という――。
※本稿は、河合雅司『世界100年カレンダー 少子高齢化する地球でこれから起きること』(朝日新書)の一部を再編集したものです。



⚫︎日本は「人類の高齢化」の先行事例
「人類の高齢化」にはお手本となり得る先行事例がある。それは、他ならぬ日本のことである。

ワシントン大学の研究チームは、2100年までに2017年比で半数未満となるのが23カ国、25〜50%減少が見込まれるところが34カ国と予測しているが、その中でも日本の人口の減り方は凄まじい。2020年の1億2622万7000人(国勢調査)からハイペースで減っていく。国立社会保障・人口問題研究所の「日本の将来推計人口」(2017年)を改めて紹介しておくと、2053年に9924万人となって1億人を下回る。2065年には2020年と比べて3割減の8807万7000人、2100年には同52.7%減の5971万8000人、2115年には5055万5000人にまで落ち込む。

 高齢化率についても突出している。2065年に38.4%となって以降、2115年に至るまで総人口が減ってもほぼ変動せずに移行するのだ。国連の推計では世界全体の高齢化率は2100年になっても22.6%だから、2020年の日本の高齢化率28.8%にすら達しないが、2100年にはアルバニアは45.9%、プエルトリコ42.4%、韓国38.3%をはじめ、30%以上となる国は世界中に広がる。

 日本国内でいま起こっていることは、やがて世界の多くの国が抱える悩みになるということだ。言い換えるなら、時間をおいて各国で順番に始まっていく。各国は日本に学べば、自国の未来をかなりの高確率で占えるのである。

⚫︎社会保障制度の悩みは「財源確保」だけではない
 先に、少子高齢化の影響は、社会保障制度にいち早く表れると述べた。勤労世代が少なくなって税収が減る一方で、高齢者向けのサービスを充実させなければならず、政府の支出が増大するためだ。

 だが、日本の抱える社会保障制度の悩みは、もはや財源確保策だけにとどまらない。いまでは提供体制の課題のほうが深刻になっている。高齢者の増大は患者数を増やすだけでなく、疾病構造の変化をもたらすためだ。救急医療の充実だけでなく、慢性期疾患に対応できる医薬品の開発や病院や医療・介護スタッフの体制整備をしなければならなくなる。高齢医師の引退や、地域によっては人口減少に伴う患者不足で、医療機関の経営が見通せなくなっているケースも出始めている。

⚫︎勤労世代の減少で地方経済縮小、黒字企業の休廃業、食糧難まで…
 日本が抱える課題はもはや社会保障制度や医療・介護体制だけでなく、あらゆる分野に及んでいる。勤労世代の急速な減少は人手不足を生み、企業の生産活動を揺るがす。一方で勤労世代は同時に活発な消費者でもあることから、こうした年代の若者が少なくなった地方では地域経済が縮小して企業活動が不活発となり、都市部への人口流出を招くこととなる。その結果、農業までが疲弊して耕作放棄地が拡大を続けており、近い将来、深刻な食料難に陥ることが懸念される。

 勤労世代の減少は、“職人技”や営業上の人脈といったビジネス上の“引き継ぎ”を困難にさせる。中小企業では、後継者不足などを理由とした事業承継の断念が過去最多を更新し続けており、黒字企業の休廃業・解散件数が目立つ。

 そればかりではない。勤労世代の減少は「社会の若さ」を奪う。競争相手が減ることで切磋琢磨する機会が失われ、イノベーションや芸術・文化が生まれづらい状況が広がる。高齢化した消費者は「長い老後生活」に備えて貯蓄に励むようになり、経済成長を妨げる大きな要因となっている。

⚫︎警察官や自衛隊員は不足し、介護離職者は増大する
 さらに深刻なのが、警察や自衛隊といった分野を含む公務員の不足だ。生活に密着した行政サービスの維持が困難になると見込まれるエリアが広がり始めている。もし防災や治安に穴が開くようなことになれば、国民の「安全・安心」は大きく揺らぐだろう。医療・介護、電気、水道、郵便といった公的なサービスを担う企業や病院、施設も同じだ。施設網の保守・管理やサービスを担うマンパワーを維持するコストが経営に大きくのしかかってくる。

 80代以上の高齢者の増加は、一人暮らしや高齢者のみの世帯を増やしている。買い物や通院といった移動が困難な人が増える一方で、人口減少に伴う需要の減少が公共交通機関の経営に打撃を与えており、日常生活がままならない人や孤独化する人を増やしている。

 高齢者世帯の増加は高齢者同士の介護や、勤労世代の夫婦が同時期に2人以上の老親の世話をするといった状況を生み出し、介護離職も増えている。介護離職者の増大は、企業の存続すら危うくする。

 認知症や運動機能の衰えた国民の増大は、都市機能の風景を変える。高齢ドライバーによる交通死亡事故が社会問題化しているが、電車やバスの乗降に時間がかかるようになるし、街中の階段や段差は車いすでの移動には不都合だ。バリアフリーの徹底が求められるが、住民の高齢化で地方税収は伸び悩み、こうした事業に充てる予算の確保を難しくしている。

⚫︎日本が編み出す対策は、世界の羅針盤になる
 これらは日本社会が直面する課題の一端だ。国によって体制や社会の仕組みは異なるのですべてが該当するわけではないだろうが、大なり小なり似たような課題、状況が21世紀中に多くの国で起こることは疑いようがない。

 もし、われわれに何百年も生きる寿命があるならば、20世紀末頃から日本で深刻化した少子高齢化が少しずつ各国に広がり、やがて地球を覆うまでになる様子を見て取ることができるだろう。

 日本は「課題先進国」と言われるが、われわれ日本人が悩み、試行錯誤の上に編み出してきた少子高齢社会への対策や、これから経験していく人口減少への対応策は、遅れて経験する各国にとってまさに21世紀以降の世界を歩いていくためのガイドブック、羅針盤の役割を果たすこととなる。

⚫︎「過去の少子化」が「新たな少子化」を生み出す
ところで、人口減少が始まった後の世界はどこへと向かうのだろうか。

 人口減少の原因については、再三説明をしてきたが、突如として始まるものではない。その前段となる少子化が長く続いたからこそ起きる現象だ。多くの国の歴史を振り返れば、少子化は人々の暮らしが豊かになったことの裏返しという側面もある。

 少子化というのは、当初はさまざまな要因が重なって進むが、時代を経ると「過去の少子化」が「新たな少子化」を生み出すという構造的な問題に変質する。毎年女児の出生数が少なくなっていくと、20〜30年後には「出産可能な年齢の女性数」が少なくなる状況を生み出す。こうなると1人の女性の出生数が多少増えたとしても、社会全体の出生数は減り続けることとなる。すでに日本はこの状況に陥っており、出生数の下落スピードが加速し始めている。人口が減り始めてから慌てて対策をとろうにも有効な手立てはないというのは、こういうことである。

 厄介なのは、平均寿命の延びが人口減少を覆い隠し、あたかも人口が増え続けているように見せかけていることだとも先述した。少子化に対する危機感は人々の間で醸成されづらく、その時々の対策を遅らせていく。人口減少がもたらす影響が目に見えるようになって、多くの人がその深刻な未来に気付いたときには“あとの祭り”なのである。

⚫︎「移民受け入れ」はあまりにも無知なアイデア
 世界の人口減少に対して、専門家の一部には「移民を受け入れるしかない」といった“迷解決策”を唱える人がいるが、これはあまりにも無知なアイデアだ。

 1つの国の単位として考えるならば、移民や外国人労働者を受け入れることで辻褄合わせもできよう。人手不足は解消されるし、マーケットの目減りも穴埋めできる。外国への販路を拡大強化したならば、当座の経済成長を維持することも可能だ。しかしながら、世界規模で少子高齢化が進み、人口減少が進んでいくのである。「世界」という器のサイズが縮む以上、移民などに頼る手法はどこかで限界が訪れる。世界人口の減少には、「逃げ場」はない。

 打つ手がない以上、人口は減り始めると加速的に進行していく。少子高齢化が世界で最も深刻な日本を見れば、その恐ろしさが分かる。日本の場合、合計特殊出生率が1975年に1.91となって「2」台を下回って以来、ずっと「1」台が続いている。

⚫︎日本人はすでに“絶滅危惧種”になっている
合計特殊出生率は1.99であっても1.00であっても父親と母親という2人の人間から子どもが1人しか生まれていないという意味では同じである。ひと世代替わるたびに人口が半減するということだ。折り紙を半分ずつにたたんでいくことを想像すれば分かりやすい。何度か折りたたんでいくうちに、その表面積は極めて小さくなってしまう。1.99のほうが、1.00よりも紙が半分に折られるスピードがゆっくりということである。

 日本の人口の縮小の速さを、社人研の「人口統計資料集」(2021年)が出生率、死亡率一定という条件下で機械的な推計を試みているが、日本人はわずか200年後の2220年に1026万8000人となる。現在の東京都の人口よりも少ない水準だ。300年後の2320年には275万1000人にまで減る。これは現在の大阪市とほぼ同じ人数だ。ここまでくると、国家として機能するのか怪しくなる。

 その後もどんどん縮んでいき、2900年には1000人、3000年にはついにゼロ人となる。ここまでにならなくとも、日本語を後世に残すことが難しくなろう。それは、日本が世界史から消えるのと同じだ。日本人はすでに“絶滅危惧種”となっているのである。

⚫︎「人類滅亡のカウントダウン」が始まる
 同様のことが世界規模で始まろうとしているのだ。

 河合雅司『世界100年カレンダー 少子高齢化する地球でこれから起きること』(朝日新書)
IHMEの研究チームの推計が正しければ、半世紀もすることなく、われわれは人類滅亡へのカウントダウンに立ち会うこととなる。

 もちろん、現在この世に生を享けている人々が人類滅亡の目撃者となることはない。100億人に迫る人口が蒸発するように消えることはないからだ。「最後の1人」が登場するにはかなりの年月を必要とする。

 われわれが目にするのは、カウントダウン直後の「始まり」の部分である。世界規模で捉えるならば、さしたる変化が表れる段階ではない。

 しかしながら、日本を含めていくつもの国が劇的な変化に飲み込まれていく。これらの国々の劇的な変化の真の理由と要因を知っているということは、時代の先を読み解く上で大変に重要だ。

河合 雅司  作家・ジャーナリスト
1963年、名古屋市生まれ。人口減少対策総合研究所理事長、高知大学客員教授、大正大学客員教授のほか、政策研究大学院大学客員研究員、産経新聞社客員論説委員、厚労省や人事院など政府の有識者会議委員も務める。中央大学卒業。2014年の「ファイザー医学記事賞」大賞をはじめ受賞多数。主な著書にはベストセラーの『 未来の年表』『 未来の年表2』『 未来の地図帳』(いずれも講談社現代新書)のほか、『 日本の少子化 百年の迷走』(新潮選書)などがある。
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