日本語おもしろ発見

日々の生活から

電車男

2006-10-10 15:30:32 | 留学生の作文

これは私のクラスの学生、冷たいビールさんが書いた作文です。電車の中が「小さい会社」とは・・・。面白い発想だと思います。

電車男

                       冷たいビール 

  私は、大阪に住んでいる。京都の大学に受かった私は<WBR>、今年四月から、毎日電車を利用して学校に通い、「電車通学」の生活を始めた。

  毎朝、まるで祭りのように、梅田駅にたくさんの人が<WBR>、時速20キロのスピードで走っている。しかし、電車に乗ると<WBR>、みんなの顔はすぐに疲れたみたいに寝てしまう。しかも<WBR>、つり革をにぎったまま寝ている人もいる。一番元気そうな人は女子<WBR>高生だ。大声でしゃべりながら、カチャカチャカチャ… 一生懸命にケイタイのキーを打っている。

  最初の頃、電車にまだ慣れていない私は、毎日鞄を持って満員電車に<WBR>乗って、目的の駅まで、自分の前に座っている人が次のどの駅で下り<WBR>るかとか、前に空席ができる可能性があるかどうかとか<WBR>、今日は私が席に座る運があるかどうかとかのことばかり考えていた<WBR>。

  いまは、半年経って、だんだん慣れてきた。そして<WBR>、好きになった。

  電車は小さい社会といってもよい。いろいろな人間とこの小さい空間<WBR>の中で、一緒に過ごすことによって、外国人の私は、一番いい日本を知り、学ぶことができる。そして、電車の音を聞きな<WBR>がら、常に愛読書を膝の上で開く。こんなゆったり<WBR>、リラックスした気分は電車の中ならではの体験だろう。

 

コメント
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