日本語おもしろ発見

日々の生活から

憧れの国立国語研究所!

2007-12-26 11:46:00 | 日記
 先日、朝一番の新幹線に乗って、留学生二人と共に、憧れの国立国語研究所へ行ってきました。

 私の師匠I先生は、ずっとそちらにいらっしゃったので、研究所員とは家族のようです。また、研究所内には先生の血と汗と涙の結晶が、何万枚という語彙カード、その他たくさんの形で今も存在しています。その、先生の研究の軌跡を目の当たりにして、とても感動しました。

 案内して下さった研究所の方々もとても気さくで親切でした。また、名誉研究所員であるM大先生とも偶然お会いし、ご挨拶申し上げることができて、さらに感動しました。

 無事、作業を終え、モノレールへ向かう帰り道、先生をお知りの方が

 「教え子ですか?いいですねえ」

 とおっしゃったときには、「教え子」という甘い響きにしばらく酔ってしまいました。

 一応、博士後期課程という身分を持つものの、年齢的には、爪の乾燥と肝斑に悩まされている成年女子ですし、それよりも、まだまだ勉強不足でI先生の門下生とは、胸を張って言えるような状態ではないですから。「教え子」「I先生の門下生」と堂々と言えるように、先生の顔に泥を塗らないように勉強しなければ、と改めて思いました。

 さて、いよいよ2007年も残すところ、あと一週間弱となりました。可能な限り、データを入力し、来年の発表に備えなければ!

 大掃除は台所の換気扇だけを目標にしよう!!
 
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データ入力は孤独な作業

2007-12-14 21:08:52 | 日記
 孤独な戦いです・・・

 来月の発表に向けて、大量のデータを入力しています。一つ一つに語種や品詞をつけての入力・・・単純ではないのに、大量・・・

 私は分裂型なので、一つのことだけに集中できません。こうやってブログを書いたり、チームで語彙調査をしたり、それをHPに書いたりして(もちろん、授業も!!)、なんとかこつこつとデータを入力しています。

 寒い冬に、夜中遅くまで、一人でカチャカチャとデータを入力していると・・・、気分転換に・・・、そう、通販で買い物をしてしまうんです

 い、いけない・・・。早く来月の発表を無事に終えて、平穏な生活を取り戻したいです^^

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この写真はイメージです?!

2007-12-12 22:20:29 | 学生との触れ合い
 この写真はイメージです

 この言葉は、何か商品を買ったときのパッケージに隅のほうに小さく書かれています。何が問題なのでしょう。

 スイスからの留学生のスピーチの中に、この言葉はおかしいという話がありました。「写真は写真であって、イメージではない」というのです。スペインからの留学生も同じ意見でした。私と韓国の留学生は、この言葉に何の問題も感じませんでした。

 確かに、「写真」は写真であって、「イメージ」ではありませんが、このような言葉になると、私たちは次のように理解します。

 この言葉の意味は、写真=イメージではなくて、「この写真は、あなたが買った商品の中身と全く同じではありません。いろいろアレンジを加えたりして、このように食べたり、使ったり、着たり・・・・、することができます、あるいは、下着などきれいなモデルが着用して写っていますが、購入者がそれを着用したからといって、モデルと同じようになれるわけではありません」だろうと思います。

 「私はうなぎだ。」

 有名な文ですが、これは私=うなぎと言っているわけではありません。私はうなぎを注文するという意味です。

 そういえば、昔、英会話のCMで(どこの会社かは忘れました)、飛行機の中で

 "Would you like chicken or beef?"

 と聞かれて

 " I am a chicken."

 と答えて鶏に変身するのがありましたね。日本語風に「私はチキンです」というのをそのまま英語に訳してしまった典型的な間違いです。

 普段、何も思わない言葉ですが、留学生に指摘されてこのようなことを考えました。

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おばさんの行動には理由がある!

2007-12-11 22:11:46 | 日記
 おばさんはなぜページをめくるとき指をなめるのか?!

 昔、若いときに見たテレビ番組でおばさんの行動の典型例として、スーパーで袋を開けるときに必ず指をなめる、道ですれ違ったとき、右に譲ろうとしたら右に、左に譲ろうとしたら左に、お互いにくるっくるっを繰り返す、おばさんが自転車に乗っているときに、何かにぶつかりそうになったら、必ず自転車から下りる、というのを、おもしろおかしく紹介していました。

 その時は、ただひたすら面白く、おばさんってやあねえと笑っていましたが、そろそろ笑い事でもなくなってきました。後ろの二つはまだないのですが、一番目の指をなめる、という行動です。

 職業柄、本のページやプリント類をめくることが多いのですが、家では結構、指をなめてしまってるんですね・・・。はっと気がついたとき、お、おばさん現象だ!と思って、いやだなあと思うのですが、この行動には理由があるんですよね・・・。年をとると、手の指の水分まで減ってくるんですよ、これが・・。顔だけではなく、指まで・・・。か、悲しい。

 水分や脂分が減って、潤いがないと、めくりにくいんですよね。だから、つい、指をなめてしまうんです・・・。ちゃんと理由があったんですね。

 だからといって、外出先でなめるわけにはいかないので、必死でめくっています。ああ、手の潤いよ~カムバック~
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日本でソウルと同緯度なのは?

2007-12-03 12:44:18 | 日記
 今日の授業でひょんなことから、ソウルと同緯度なのは日本でどこかという話になりました。韓国からの留学生は大学の授業で習った通りに答えました。

 「東京です」

 すると、先生は「本当かなぁ~」と言って、世界地図を広げました。確認すると、新潟、福島あたりが同緯度で東京はもう少し南でした。

 後でその留学生と話をしました。

 「大学の「日本事情」の授業で習ったのに。テストにも出たのに。今までだまされていた!!」

 その時、私は、大学時代にある先生が最初の授業で言ったことを思い出しました。

 「私の授業を鵜呑みにするな。なんでも最初から疑ってかかれ」

 その時は無責任だなあと思いましたが、今思えば、二つの心得があるのだと思います。

 一つは、自分で必ず確認すること。確認の精神、疑惑の精神?を持つこと。自分が持っている情報が必ずしも、いつも正しいとは限りませんから。

 そして、その結果、更新された、新しく正しい知識を持つこと。

 この年になってもまだ、大学院生という立場にいると、いろいろと面白いものが見えてきます。若いときに、今の精神力があったら、もっと論文を書けていただろうなあ。残念。昔は、若さがすべてと思っていましたが、最近は、年をとるのも悪くないかもと思うこともよくあります^^ 
コメント (2)
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