古文の時間に係り結びの法則を習いました。係助詞「ぞ・なむ・や・か・こそ」が来ると、そのはたらきを受けて、結びとなる活用語が、「ぞ・なむ・や・か」は連体形、「こそ」は已然形になります。
しかし、これは現代でも遣われているんですね。例えば、卒業式で歌う「仰げば尊し」
仰げば 尊し 我が師の恩
教えの庭にも はや幾年(いくとせ)
思えば いと疾(と)し この年月
今こそ 別れめ いざさらば
この歌詞には古語も出てくるので(「疾し」は早いという意味)、高校で古文を教えているときは、係り結びの例として必ず出していましたが、最近では、「仰げば尊し」はあまり歌われていないということなので、いい例にはならなくなってしまいました。地域によっても歌わないところもあるみたいですし・・・
この歌を知っていると、係り結びが出て来て、便利なんです。しかも、歌詞を間違えて覚えずに済む・・・
今こそ・・・・別れめ・・・
「分かれるところ」の意味の分かれ目ではないのです。「こそ」があるので、「わかる」の未然形「わかれ」に、推量・意志の助動詞「む」がついて「わかれむ」、その「む」が已然形に活用して、「わかれめ」なんです。
だから、意味としては、「さあ、今こそ別れましょう」とか、そういう意味なんですね。「今、別れる」を強調しているのです。
久しぶりに思いだしました。あの頃、教えた高校生も今はもう立派な・・・・。みんな、元気にしてるかなあ。
しかし、これは現代でも遣われているんですね。例えば、卒業式で歌う「仰げば尊し」
仰げば 尊し 我が師の恩
教えの庭にも はや幾年(いくとせ)
思えば いと疾(と)し この年月
今こそ 別れめ いざさらば
この歌詞には古語も出てくるので(「疾し」は早いという意味)、高校で古文を教えているときは、係り結びの例として必ず出していましたが、最近では、「仰げば尊し」はあまり歌われていないということなので、いい例にはならなくなってしまいました。地域によっても歌わないところもあるみたいですし・・・
この歌を知っていると、係り結びが出て来て、便利なんです。しかも、歌詞を間違えて覚えずに済む・・・
今こそ・・・・別れめ・・・
「分かれるところ」の意味の分かれ目ではないのです。「こそ」があるので、「わかる」の未然形「わかれ」に、推量・意志の助動詞「む」がついて「わかれむ」、その「む」が已然形に活用して、「わかれめ」なんです。
だから、意味としては、「さあ、今こそ別れましょう」とか、そういう意味なんですね。「今、別れる」を強調しているのです。
久しぶりに思いだしました。あの頃、教えた高校生も今はもう立派な・・・・。みんな、元気にしてるかなあ。