昨日、某番組を見ていたら、ある芸人が面白いエピソードを話していました。
子供がわさびを食べられないので、「わさびをお寿司の横にぬってくれ」とお願いしたところ、お寿司本体の側面にわさびがぬられて出てきてびっくしたというのです。
本当に面白いと思いました。なぜなら、「横」の言葉の定義としては、店員は間違っていないからです。もし「わさびをお寿司の横においてくれ」とお願いしたら、そのようなことが起こる可能性は少し下がると思いますが、「横」に「ぬる」というのが、店員のイメージでは、お寿司のわきの側にぬることだったのでしょう。店員にとっては、「子供が食べられないからわさびを別にする」という意識がなかったのかもしれませんから。
『日本語を学ぶ人の辞典』(新潮社)の「横」の定義は次の3つです。
①前後ろに対して左右の方向。上下に対して水平の方向。また、その長さ。
○道をまっすぐ歩いていって、つぎの角で横へ曲がる。/横に線が引いてあるノート。
②もののわきの側。また、並んだとなり側。
○建物の正面にも横にも入り口がある。/本屋は交番の横にある。/横顔
③そば。中心となるもの以外。
○ボールを横へそらす。/横から口を出す。
「お寿司の横にぬる」というのを頼んだ方は、②の意味の「また、並んだとなり側」の意味で言いました。つまり、お寿司がのっているお皿のへりのあたりに、わさびをぬってほしいとお願いしたのです。聞いた方は、②の意味の「もののわきの側」でとりました。それで、お寿司自体のわきにわさびをぬったのです。
ああ、面白い。自分の意思を相手に伝えるのは難しいですね。こちらが当然と思っていることが、相手にとってもそうだとは限らないのです。人によって常識は違いますから^^
子供がわさびを食べられないので、「わさびをお寿司の横にぬってくれ」とお願いしたところ、お寿司本体の側面にわさびがぬられて出てきてびっくしたというのです。
本当に面白いと思いました。なぜなら、「横」の言葉の定義としては、店員は間違っていないからです。もし「わさびをお寿司の横においてくれ」とお願いしたら、そのようなことが起こる可能性は少し下がると思いますが、「横」に「ぬる」というのが、店員のイメージでは、お寿司のわきの側にぬることだったのでしょう。店員にとっては、「子供が食べられないからわさびを別にする」という意識がなかったのかもしれませんから。
『日本語を学ぶ人の辞典』(新潮社)の「横」の定義は次の3つです。
①前後ろに対して左右の方向。上下に対して水平の方向。また、その長さ。
○道をまっすぐ歩いていって、つぎの角で横へ曲がる。/横に線が引いてあるノート。
②もののわきの側。また、並んだとなり側。
○建物の正面にも横にも入り口がある。/本屋は交番の横にある。/横顔
③そば。中心となるもの以外。
○ボールを横へそらす。/横から口を出す。
「お寿司の横にぬる」というのを頼んだ方は、②の意味の「また、並んだとなり側」の意味で言いました。つまり、お寿司がのっているお皿のへりのあたりに、わさびをぬってほしいとお願いしたのです。聞いた方は、②の意味の「もののわきの側」でとりました。それで、お寿司自体のわきにわさびをぬったのです。
ああ、面白い。自分の意思を相手に伝えるのは難しいですね。こちらが当然と思っていることが、相手にとってもそうだとは限らないのです。人によって常識は違いますから^^