昨日、大リーガーのイチローがオールスター戦でMVPをとりました。本当に素晴らしいことですね。大胆な発言が多いイチローですが、それも当然だと思わせる結果を彼はしっかりと出していますから、批判する人はおそらくいないでしょう。
「出た」のではありません。「出した」のです。
これは、インタビュアーの「ランニングホームランが出ましたが」という質問に対する答えだったと思います。
「出る」は「犬が小屋から出る」で、自動詞
「出す」は「犬を小屋から出す」で、他動詞
ランニングホームランは勝手に自然に出た、生じたのではなくて、自分が出そうと思って、自分で意識して出した、というのです。自分の力だ、運などでは決してないということでしょう。
大きな違いがあるから、間違えないでくれというイチローの気持ちが伝わってきました。
自動詞、他動詞の違いは留学生が難しいと感じるところです。その概念を理解するのも難しいようです。イチローは世界的なプレーヤーですから、自動詞他動詞の概念がわかってきたころに、応用編として、この話を出すのもいいかもしれませんね。