要旨
漫画に現れる文字は絵と絵の間に様々な量を持って「かたまり」となって表わされている。一つの文を数個のかたまりに分け、紙面上に配置する漫画独特の配
置の仕方は読者が絵を見ながら文字を読みやすくするための工夫であると予想される。このかたまりについて調べることで私たちが漫画を読んでいるとき、絵を
見ながら一度にどれだけの長さの文を認識しているのかわかるかもしれないと考え、かたまりごとの分節数を数える調査を行った。発表の時点での結果としては、
一つのかたまりに含まれる分節の数は平均で約3個であった。
漫画に現れる文字は絵と絵の間に様々な量を持って「かたまり」となって表わされている。一つの文を数個のかたまりに分け、紙面上に配置する漫画独特の配
置の仕方は読者が絵を見ながら文字を読みやすくするための工夫であると予想される。このかたまりについて調べることで私たちが漫画を読んでいるとき、絵を
見ながら一度にどれだけの長さの文を認識しているのかわかるかもしれないと考え、かたまりごとの分節数を数える調査を行った。発表の時点での結果としては、
一つのかたまりに含まれる分節の数は平均で約3個であった。