<ずるいui>が<ずれえe?>にかわる時
連接した母音が長母音化する音韻現象は江戸語においてよく見られます。現代でも男性を中心によく聞きます。(これにはいろいろ言いたいことがありますが、今日はここまで・・・)。ちょっと例を挙げると、
ai → e? わからない→わからねー
ae → e? おまえ→おめー
oi →e? おもしろい→おもしれー
ui → i? わるい→わりー
のようになります。ui はi? に変化すると思っていました。「ずるい」が「ずりー」、「だるい」が「だりー」
ところが、今日、あまちゃんを見ていると、アキは鈴鹿ひろ美にこう言います。
「ずれーえよ。鈴鹿さん、ずれーよ」
おっと。ui は、e?にも変化するのか。これは、「ずるい」だけに起こる現象か?アキだけか?あるいは方言か?
理由はわかりませんが、面白い現象だと思いました。
参考文献
福島直恭(2002)『<あぶないai>が<あぶねえe?>にかわる時―日本語の変化の過程と定着』笠間書院
連接した母音が長母音化する音韻現象は江戸語においてよく見られます。現代でも男性を中心によく聞きます。(これにはいろいろ言いたいことがありますが、今日はここまで・・・)。ちょっと例を挙げると、
ai → e? わからない→わからねー
ae → e? おまえ→おめー
oi →e? おもしろい→おもしれー
ui → i? わるい→わりー
のようになります。ui はi? に変化すると思っていました。「ずるい」が「ずりー」、「だるい」が「だりー」
ところが、今日、あまちゃんを見ていると、アキは鈴鹿ひろ美にこう言います。
「ずれーえよ。鈴鹿さん、ずれーよ」
おっと。ui は、e?にも変化するのか。これは、「ずるい」だけに起こる現象か?アキだけか?あるいは方言か?
理由はわかりませんが、面白い現象だと思いました。
参考文献
福島直恭(2002)『<あぶないai>が<あぶねえe?>にかわる時―日本語の変化の過程と定着』笠間書院