【神からのプレゼントに感謝していますか Ⅱ 酸素の循環と水の循環について】
人間や動物が生きていくのに酸素は欠かせません。地球上の生物が取り込む酸素の量は年間1000億㌧にも上るとみられています。
それでも，酸素を使い切ってしまうことはありません。それらの生物は二酸化炭素を排出しますが，“排出物”が増え過ぎて息ができなくなる，ということもありません。
神が，二酸化炭素を取り込んで酸素を放出する植物を造ったからです。大きな木も小さな藻類も，そのような働きをします。
酸素の循環の仕組みは，使徒 17章24，25節の，「神自身が全ての人に命と息……を与えている」という言葉の正しさを示しています。
「世界とその中の全ての物を造った神は，天地の主ですから，人が造った神殿などには住まず， 人間に世話してもらう必要もありません。神自身が全ての人に命と息と全ての物を与えているからです」。
（使徒 17：24，25）
水が液体の状態を保てるのは，地球が太陽から程よい距離にあるからです。太陽にわずかでも近かったら，水は全て蒸発し，地表面は焼け付き，生物は死に絶えていたでしょう。
逆に，わずかでも遠かったら，水は全て凍り，地球は巨大な氷の塊になっていたでしょう。神が地球を理想的な位置に置いたので，地球の水は循環し，生物は生き続けることができます。
水の循環の仕組みはどのようなものですか。太陽の熱で海や地表の水が蒸発し，雲ができます。蒸発する水の量は，年間で50万立方㌔㍍近くになります。
蒸発した水は大気中に10日ほどとどまってから，雨や雪として地表に降ります。降った水はいずれ海や湖に戻り，この循環が繰り返されます。
無駄のない，いつまでも続く水の循環の仕組みは，神（エホバ，ヤハウェ）の知恵と力の証拠です。
「神は水の滴を持ち上げます。水蒸気が集まって雨になります。雲が降らせる雨は，人の上に降り注ぎます」。
（ヨブ 36:27，28）
「川は海に流れていく。しかし海があふれることはない。川は始まりから，また流れる」。
伝道の書・コヘレトの言葉 1:7）
・実りを与える
雨のおかげで植物が育ち，食べ物が得られる。花は人間を楽しませる。
・喜びを与える
川や湖や滝は目を楽しませ，喜びを与える。
・いろいろ役立つ
水の循環はほかにも役立っている。例えば，海水が蒸発すると塩ができる。
・命を支える
水はそのまま飲むこともできれば，コーヒーや紅茶やお茶を入れることもできる。料理，洗濯，入浴でも使う。
地球が与えられたことへの感謝を，どうすれば深めることができますか。
「天は，主（神）の天である。しかし，地は，人の子らに与えられた」。
（詩編 115:16）
1つの方法は，神が造ったものの素晴らしさについて深く考えることです。
そうすれば，神（エホバ，ヤハウェ）が日々与えてくださる良いものに感謝できます。
住んでいる場所をできるだけきれいにしておくことによっても感謝を表せます。
素晴らしいプレゼント 脳 へ続く＞＞＞
