先回の続きです・・・コードで弾いてみて頂戴と言う課題はいかがでしたか?
何通りか答えはありますが・・まあ一般的なものを書きます
1 C ドミソ 5弦3F薬指・4弦2F中指・3弦開放
Am ドミラ 5弦3F薬指・4弦2F中指・3弦2F人差し指
F ドファラ 5弦3F薬指・4弦3F小指・3弦2F中指
G シレソ 5弦2F中指・4弦開放・3弦開放・・・そして最初のCのドミソに戻る
如何でしょうか?
指は他でも出来ますが一応テーマどおり 指も出来るだけ同じ指を使ってみました
多分弾いてみると穏やかなコードの流れになってると思います
いわゆる歌の邪魔をしないコードの動きですねえ・・・勿論本来はこれにコードのルート音
つまりコード名になってる音をベースとして約1オクターブ下で音が出てる事を前提としています
あくまで共通音保留の原則と言う難しそうなテーマを理解しやすく書いている事を旨としてますので
ですから上の音はピアノで言うなら右手だけの配置ですよね。
ところで何故今回このテーマを取り上げたかと言うと
私は長年ギターを弾いていて 同じコードでもピアノとギターではコードの響きが
大きく違う事が疑問でした・・・・当然 音域の違いや音質の違いは承知していますが
しかしどう聞いても それだけではない何かが違うと感じていました
後年私は作曲の為に、せめてコードくらいはピアノで弾きたいと思い
ピアノを練習しました・・しかしその結果感じたのは、やっぱり前の疑問は相変わらず解決されず
どう弾いても、まるでギターのコードの音をピアノに置き換えただけの響きのままでした
恐らく私の中では、音域や音質の違いから生じるギターとピアノのコードの響きの違いだと
何処かで思いたかったんでしょうね・・・・その望みは見事に打ち砕かれました
そこから色々勉強しましたが根拠になってる土台や基本は暫くは分かりませんでした
何故なら、よく勉強してたジャズのほうではあまりコード進行の時の音の配置の事に関しては
難しく触れる事は少なく、比較的自由であったからだと、今から考えれば思っています。
そしてその基本になってる答えはクラシックの和声学のⅠの最初の部分にありました
それで それをマスターし それ以降 クラシックっぽい曲は無論 ポップスやロックでも
この法則を生かしアレンジすると 今までの自己満足を装いつつ不安なコードの響きとは
違ったプロのアレンジャーがするような
或る一線を越えたコードアレンジや響きが出来るようになったのです。
此処でちょっと又脱線ですが思う事があります・・ちょうど良い機会なので書きたいと思います
音楽は感性や個性が大事なのであって、音楽に勉強や理論は必要か?・・・って良く聞かれます
答えは昔はノーでしたが、今は音楽人生色々あり独断と偏見でイエスと答える事が出来ます
我々の生まれながらの個性や感性は磨かないと光らないと思う・・・一部の天才と言う人を除いて
そして それを磨くのには鏡や陶器を磨くと同じ様に布がいる
その個性や感性を磨くには3枚の布があって 1枚目が練習・2枚目が経験・
そして3枚目が智識(情報や勉強や理論)だと思ってます。
そしてその上で上記の私の答えは
必要か必要でないかは、その人の音楽に対する考え方や接し方によって様々だと思う
問題は必要か必要ではないか?・・・ではなく 知りたいか知りたくないか?・・・だと思う。
私はたまたま知りたい側の人間だった・・・という事でしょう
そしてこのブログをご覧になってくださる あなたも ただの暇つぶしなら他に面白いブログは
一杯あるでしょう・・・あなたもきっと何処か知りたい側の国の人かもしれませんね?
さて冒頭のC Am F Gのコードの流れを今度は3・2・1弦の3本だけで
音を拾って弾けるようにしてください・・・答えは次回に
何かの参考にでもなれば嬉しいです。
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