テンションの質問が多かったので取り上げて見ました
テンションが分かりにくい或いは難しいと言うのは響きが複雑と言う事もあるけれど
それ以上に音楽書によってテンションの分類が違ったりするからです
混乱する1例として
例えばCM7のテンションは9th 13th であると書いてあるのもあれば別の本には
CM7のテンションは9th ♯11th 13th と書いてあるのもあります・・・・???
又♯や♭が付いたのはオルタードテンション(変化したテンション)だと思っていると
FM7コードのテンションの♯11thはナチュラルテンションであると書いてある・・・・????
これじゃあ誰だってわかりづらくなりますよね・・・。
さァ 今回のブログでその辺が分かるようになると良いですね・・・・ではぼちぼち行きますか
テンションと言うのはそもそも その音階の2番目と4番目と6番目の音の事です
そしてもう一歩踏み込むのなら それは9番目 11番目 13番目と同じであります
そしてテンションには少しばかりの条件があります
Cメジャースケールの2オクターブを例に
ド レ ミ ファ ソ ラ シ ド レ ミ ファ ソ ラ シ ド
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 1112 13 14 15
上記の1357番目の音でコードは作られてます コード名はCM7です
つまり1 3 5 7はコード構成音です
8101214番目の音はその1オクターブ上の音 まあつまり構成音と同じですね
そして2 4 6番目がテンションですがテンションは大きく緑色で書いてある7番目より上の音
が条件1になるので テンションは 2 4 6の1オクターブ上の9 11 13番目の音になります
さあ ここまではOKですか?
さて次にテンションってどんな効果があるんでしょう?
テンションはあるコードの1357番目の音の上に更に91113番目が足されているわけだよね
ではきっとそのコードの役割が変わりそうな気がするけれど そうではありません
トニック系のコードつまり主和音コードはそのまま中心的な働き・機能や役割を持っています
では役割や機能が変わらないのなら何がテンションの目的かと言う事になりますが 一言で言えば
テンションは役割や機能ではなく響きを拡張させる効果を持っているのです
つまり料理で例えるなら焼肉とタレの関係かな? 牛肉をゴマだれにするかポン酢にするか
牛肉自体が変わるわけではないけれど 風味等が違ってきます・・うーんもう一つかなあ?
或いは焼き魚に醤油か大根おろしかレモン汁にするか・・・焼き魚自体は変わらないけれど
これも風味は全然違います・・・うーんどれも例えとしてはいま一つで どっちかと言うと
単に腹が減ってきてしまったけれど・・・まあその牛肉や焼き魚が元のコードでタレや醤油等が
テンションと言う事ですね・・・・何とか伝わりますか?
では先程の内容を整理するとドレミファソラシドの音階の1357番目の音でCM7コードが作られ
そして91113番目の音がテンション候補の音である・・・と言う事だよね
ではここで課題です
ド レ ミ ファ ソ ラ シ ド レ ミ ファ ソ ラ シ ド
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 1112 13 14 15
この9th 11th 13thのテンション候補の中で1357のコード構成音と
1オクターブの違いはあったとしても半音差の音程になる音を探しなさい
確立は3分の1だよね・・これがテンションの条件2と考えましょう
上の例題のように下記の音階のコード構成音とそのテンション候補を答えなさい
そしてその後に条件1・2を満たしたテンションを割り出しなさい
レ ミ ファ ソ ラ シ ド レ ミ ファ ソ ラ シ ド レ
答え合わせは次回に・・・何かの参考にでもなれば嬉しいです。
見間違えたのかなあ と思いました
補足するならば半音差は短9度にならないと言う事だよ・・。
確かにテンションの意味に関して2つの説があって
一つは緊張 もう一つは拡張だと言う人も多いよね
私は日本では緊張と考える人が多く
そして海外ではエクステションの拡張が主流だと捉えてます
個人的には拡張 つまりコードの構成音或いは響きの拡張だと思ってる。