何か秋らしくなってきたねえ・・・、もうすぐ金木犀の香りが街中に溢れるんだろうね
いい季節が来ます・・・
さて先日は1日で非常に多くのページの閲覧がありました
そんなに私のブログはページ数は無いので
恐らく 訪問ついでに何ページも見てくださるんでしょうね・・・嬉しい反面 驚いてます
唯 このブログは独断と偏見ながら 音楽を本当に知りたい人の為に立ち上げてます
よって個人の勉強目的ですので 無断転写・コピー そして他に流用等の不正使用はお断りします
さて先回の答えあわせです
課題1は Key E B♭ E♭ のダイアトニックコードを書きなさい・・・でしたね
やり方はまずKeyの英語音名を書き そしてダイアトニックコードの公式に当てはめるんでしたね
答え
KeyE E F♯m G♯m A B C♯m D♯m-5 E
KeyB♭ B♭ Cm Dm E♭ F Gm Am-5 B♭
KeyE♭ E♭ Fm Gm A♭ B♭ Cm Dm-5 E♭
どないです・・・旦那 多く間違った人は先回を見直し 出来た人は他のKey に挑戦してください
さて課題2はアドリブ人のみ 興味のない方は本題まで飛ばしてください
簡単に言えばAブルースでド♯とドの半音差は何故混在して使われるか? でしたね
よくある答え方としてAブルースはAのメジャースケールに3度・5度・7度のブルーノートの音が
加えられたから・・って書いてありますが まあそれでいいんですが ここから私の独自の見方です
そもそも音楽は長調と短調だけではなく その2つの枠にはまらない音楽のほうが多いのです
長調と短調はヨーロッパ的な音楽です でも世界にはもっと広く昔から多くの民族音楽があります
日本にも沖縄民謡みたいに独特の音階があるでしょ そしての中で
アフリカ地方の民族音楽に起源を持つのがブルースです 奴隷制度によってアメリカの白人に広まり
所謂 この状態でもうごちゃ混ぜ状態 つまり世界の音楽をヨーロッパ的な和声のめがねだけで
理屈を当てはめる事自体がちょっと疑問です もっとおおらかで良い コードもブルースに良く使う
A7♯9thはラド♯ミソシ♯ つまりラド♯ミソドと同じで 半音差が混在してます
又このコードは知ってる人にはわかりますよね そうジミヘンコードだ ね
私はKeyには基本的なメジャーKey・マイナーKeyそしてそれを超えたブルースKeyがあると思ってます
さて本題です・・7種類のダイアトニックコードは夫々機能と言うか性格を持っています
ではどんな性格をしているんでしょうか Cメジャー(ハ長調)で説明しましょう
Cメジャーには7つのコードがありますC Dm Em F G Am Bm-5 Cですね
これを分かりやすく学校で例えて話をします
Cメジャー小学校(調orKey)には 全校生徒7人の子供(コード)がいます
そしてクラスは3つあります 7人の子供は皆性格別ごとに
3つのクラスに分けられます(主要三和音)
そのクラスの名前はトニッククラス(主和音クラス)とドミナントクラス(属和音クラス)と最後に
サブドミナントクラス(下属和音クラス)です・・・・トニッククラスは学校の中心になる生徒達で
性格も安定していて 又何処のクラスとも仲がよくクラスごとの行き来は頻繁です
そしてドミナントクラスは少し性格的に不安定で常にトニッククラスの生徒に依存する事が多く
あまりサブドミナントクラスの生徒達とは行き来が無く もっぱらトニッククラスとつるんでます
サブドミナントクラスは今までの2つのクラスとは性格が異なり 独立心が強く開放感や深さがあり
トニッククラスにもドミナントクラスにも行き来があります
そしてそのクラスにはそのクラスの性格を代表する級長とクラス委員がいます
トニックの級長はⅠのコードCコード君です クラス委員は基本的にⅥmのAm とⅢmのEm君です
ドミナントの級長はⅤのコードのG(7)コード君です クラス委員は基本的にⅦm-5のBm-5です
サブドミナントの級長はⅣのコードのFコード君です クラス委員は基本的にⅡmのDm君です
この性格の違う3つのクラスを主要三和音(スリーコード)と言います
そしてクラス同士の行き来つまりコードの流れ方の事をケーデンスと言います
そして級長の変わりに そのクラス委員が代役を勤める事を代理コードと言います
つまりCコードの級長の代理はAmかEmが行い トニックの役割を果たすわけですね
何かの参考にでもなれば嬉しいです
ではここで課題1です KeyG KeyD Key F KeyAの
主要三和音とそれぞれの代理コードを書きなさい
課題2アドリブ人のみ アドリブでリディアンドミナントの代理スケールは何か書きなさい
そして石川社中に通う人はプリント課題 ケーデンスの仕方の3~10をメールにて
答え合わせは次回に。
代理コードってどんな場面で使われるんですか
間奏になった時 又同じコード進行を繰り返すとマンネリと言うか飽きるでしょ
でもあまり違った感じにすると統一感が無くなる
そんな時 C Am F G7の雰囲気を持ちつつ
ちょっと違う風な雰囲気にする
例えば Em Am Dm G7のように
最初のEmはCの代理和音 3番目のDmはFの代理和音
まあ てな具合にすると雰囲気を残しつつ 前とは違ったニュアンスを出すコードアレンジが出来るわけ
どうですか? 伝わりますか?
アレンジの仕方の 第一歩のコツが掴めた気がします。
例えば主和音Cの代理に何故Amが選ばれるのかと言う事なんだけど
いいところ付いて来るねえ
おおまかに言えば構成音が似てるって事
ただドミナントに関しては構成音と言うより3全音の音を持ってるかどうか
3全音と言うのはトライトーンと言って全音3つ分の音程差のこと
つまりG7が持っているファとシの間の音程さの事
これがドミナント特有の不安定さのエッセンスなわけ
だからファとシを持ってるBmー5が その代理が出来るわけだよ
その後オリジナルはどう?
君と市川は大衆堂時代から作曲を続けてる数少ない生徒OB
今後も頑張りなはれや
あれもそう言う意味で裏コードの役割をしてるんでしょうね
今度僕が作ったオリジナルをバンドでやるつもりです・・・
お聞きしたいんですけど
本にはⅢm7はトニックとドミナントの両方の性格を持つ と書いてありますが
意味が考えても分からないので教えて下さい。
Ⅲm7つまりKeyCではEm7は構成音はミソシレ
これが何故両方の役割をするかつーと
簡単に言えばCのドミソ
そしてドミナントのGのソシレに構成音が似てるってのが答えです
ただEm7をドミナントで使う時は少し工夫も必要です それで今回はドミナントには私は入れてない
Em7は厳密に言えばトニックのCM7のルート省略形
又Gのドミナント側から見ればG6なんです
その辺が理解できるようになってから Ⅲm7がドミナント・トニックの両方の役割が出来ることを考えても遅くは無いと思うよ・・・。
いまのところ Ⅲm7はトニックと解釈しておきます