えーと ケーデンスの3回目です
今回は半終止と偽終止を説明します・・・・その前に前回の答え合わせをしましょう
課題は
次のコード進行とメロディーの関係で完全終止は何番?又不完全終止は何番でしょう
1Key Cの場合 G7→C でメロディーがソ→ド(3拍目)
2Key Cの場合 G7→C でメロディーがシ→ド(1拍目)
3Key Aの場合 E7→A でメロディーがソ♯→ミ(1拍目)
4Key Gの場合 D7→G でメロディーがファ♯→シ(1拍目)
5Key Fの場合 C7→F で メロディーがミ→ファ(2拍目)
6Key Dの場合 A7→D で メロディーがド♯→レ(1拍目)・・・でしたね
まず1と5は1拍目ではないから完全終止ではなく不完全終止ですね
残りは全て1拍目なので そこはクリアですが 主和音に到達した時のメロディーが
1度か8度の主音でないといけませんよね その条件を備えてるのは2と6です
つまり2と6が完全終止で残りは全て不完全終止です
いかがでしたか? あってる人はおめでとうございます 間違てった人は 又前回のブログを
時間のある時にでも又読み直してください。
さて本題の半終止と偽終止ですが
まず半終止とはその音階の或いはそのKeyのダイアトニックコードのⅤのコードで
まあ簡単に云えば(休憩或いは一休み)する事です ちょと大雑把で分かりにくいですね
次のコード進行を弾いてください 右のストロークは1秒に1回ずつジャンジャンと弾いて
1小節2つのコードがあるので 1つのコードに付き2回ずつ弾いてください
そして赤のGコードはジャーンと1回弾いて後4秒間延ばしてください
|C Em |Am F |C Em |Am F|C F|G7 C |G伸ばす |C Em|Am F|~
いかがですか? まあ弾き方にもよるんですが 赤のGが一休みぽく感じませんか?
これが半終止です 注意点はⅤであってⅤ7は感心しません 不安定になるからです
安定した響きのⅤの方が一休みの半終止には向いています。
さて偽終止は美しい終止でクラシックは勿論ポップスやロックにもよく使われています
簡単に言えばⅤ7→Ⅰ(G7→C)にいくべき流れをⅤ7→Ⅵm(G7→Am)に流れる事を言います
Amの時のメロディーは主音のド又は5度のミも考えられます
その際 クラシックだと音の配置に3度をダブらせる等の決まりがありますが
まあ普通に ここは考えてよいと思います 例えば・・適当な歌が浮かばないので
さいたーさいたー の〔チュ-リップ〕にしましょう 最後の部分 どの花見ても きれいだなーの
きれいだなあーの部分 普通はきれいの きはC いだのいはG7 だなーの なーでCです
これを偽終止でコードアレンジをします 最後の CコードをAmに変えてください つまり
C G7 Am になるわけですね そしてその後F Fm 経由でゆっくり最後にCにしてください
どうでしょうか? 最後 凄く深さが増したでしょ?
誰もが最後Cに流れて落ち着くだろうと思ってるところを
裏切って もう一つ深い響きに入ってゆく感じですね まさに文字通りの偽終止です
あたかもコロッケと思って食べたらミンチカツだったみたいな・・・? ち・・ちがうなあ・・・
まあ いづれにせよ これが偽終止です 何かの参考にでもなれば嬉しいです。
ではここで課題です・・・と言いたいところですが 実際上今回の偽終止と半終止の課題は
譜面或いは譜面がない場合は曲で どの部分にどう入れるかと言う
具体的な設定課題がないと難しいです・・・よって下記の様にしました
完全終止 不完全終止 半終止 偽終止 として正しいものを( )に書きなさい
又どれにも該当しないモノは×を・・・
1 Ⅴ7からⅠに流れる事で Ⅰのメロデイーは何でも良い( )
2 V (7)からⅠに流れる事で Ⅰのメロデイーは主音で2拍目( )
3 V (7)からⅠに流れる事で Ⅰのメロデイーは主音で1拍目( )
4 V(7)からⅥmに流れる事で Ⅵmのメロデイーは主音( )
5 V(7)からⅥmに流れる事で Ⅵmのメロデイーは主音か第3音( )
6 Ⅴのコードで一休みの意味合いがある( )
7 Ⅴ(7)のコードで一休みの意味合いがある( )
半田の石川社中に通ってる人は 曲課題 終止のアレンジの2曲目と4曲目をメールにて
偽終止なんて言葉初めてです・・・。
F G7 G♯dim Am するといいよ
知る人ぞ知るというアレンジだよ
是非G♯dimをコード表で調べて弾いてください。
荘厳な雰囲気がします これがギターで出せるとは思いませんでしたねえ・・。
これも多分知らないと 一生 自分自身では見つけ出せないコード進行だよね・・。
偽終止の事ですが G7からEmへは偽終止にはならないのですか?
だから そう言う意味ではEmへ行くのも偽終止だと思うよ
ただやっぱりⅥmのAmに移行するほどの美しさには欠ける気が感じる
本来G7→Cの流れで 特にシ→ド レ→ド 等のメロディーの時にAmに置き換えると 本当に美しい
これはEmでは出せないんではないかなあ?
私の中では偽終止と言えばⅥmと位置づけている・・・。
それにしてもシからドへのAmへの偽終止はかっこいいすね。
ダイアトニックコードと終止形の事が頭にインプットされてる事が必要と言う事ですね
2大柱とは思うよ・・・。