お待たせしましたぁ このシリーズの今回が最後です
まず課題の答えあわせからしましょう
課題1はドレミファソラシドの長音階を短音階にしてください 短音階の公式は
全半全全半全全(2F 1F 2F 2F 1F 2F 2F )です
まあヒントとしては ド レ ミ♭~のようになるわけですね でしたね
答えはドレミ~全全半全全全半全 (2F 2F 1F 2F 2F 2F 1F 2F)を
上記と同じ全半関係に訂正するわけです
するとドレミ♭ファソラ♭シ♭ドになりますねえ・・・これはラシドレミファソラと同じ様に
当然ながら聞こえます。名前はハ短調になります・・・どうでしたか?ちょっと難しいですね
それから因みにドレミファソラシドのハ長調とドレミ♭ファソラ♭シ♭ドのハ短調の関係を
同主調と言います
そしてドレミファソラシドのハ長調とラシドレミファソラのイ短調の関係を
平行調といいます
同主調は同じ主音(ド~ド)が共通しています が使用されてる音は違ってます
例えばハ長調にミ♭は無いですね 又ハ短調にはシと言う音は無いです
同じ主音の音同士を持つ場合の 明るい音階と哀しい音階
と言う事ですね
平行調は主音はドとラで違いますが 使われてる音はハ長調もイ短調も全て同じです
ドレミファソラシドの音の6番目から始まったのがラシドレミファソラですね つまり
音階の音が同じ音同士を持つ場合の 明るい音階と哀しい音階
と言う事ですね
さて課題2はアドリブに興味ある人のみ見てください
ハーモニックマイナーパーフェクト5thビロウは
何故フリジアンドミナント7と呼ばれるのでしょうか?・・・でしたね
Eフリジアンスケールとはミファソラシドレミの音階の事です スペイン的な感じがしますよ
そしてEフリジアンドミナントスケールは更にエキゾチックな感じが増し 音階は少し変化し
ミファソ♯ラシドレミ になります
それに対しEハーモニックマイナー・パーフェクト5th・ビロウは どんな音階かと言うと
Aハーモニックマイナー(和声的短音階)の5度上の音階の事を言います
つまり5度上ですからABCDE だからEから始まった音階の事です
当然逆のEから見ればAは完全5度下(パーフェクト5thビロウ)になります
これがそもそもの名前の由来ですね こちら側から見るのが本来は望ましいと思います
結果AハーモニックマイナースケールとEハーモニックマイナー・パーフェクト5thビロウは
同じ音を持つ音階になります
そしてAハーモニックマナースケールはラシドレミファソ♯ラです
そしてこの5度上の音階がEハーモニックマイナー・パーフェクト5thビロウですから
音階はミファソ♯ラシドレミ になりますね これはEフリジアンドミナントと同じです
以上が課題2の答えになります・・・・どうでしょうか?
さて今回長音階と短音階 (メジャースケールとマイナースケール)をやってきましたが
長音階も短音階も多くの音階の中で 一番基本的に使われる音階として淘汰された中で
最終的に残ってきたわけですよね そして
明るい音の雰囲気の代表とする長音階である ドレミファソラシドと
哀しい雰囲気の代表とする短音階である ラシドレミファソラが
現在の基本的な音階の2大柱であると言う事ですよね
但し短音階は自然的・和声的・旋律的の3種類あるのでご注意
そして長音階も短音階も公式があって、どの音からでも長音階は全全半全全全半そして
短音階(自然的)は全半全全半全全と弾けば全て長音階と短音階になるんでしたよね
そしてその始まる音が例えば音名のD 日本語でニの音ならば 二長調 Dメージャースケール
或いはニ短調 Dマイナー(Dm)スケールと最初に始まる音名の名前を頭に付けて
長音階や短音階に名前を付ける事が出来るわけでしたよね
またこれが調(Key)と言うものが成立する事にも繋がって行くわけですね・・・。
まあ 本当はもっと内容を深めて やってゆきたいのですが 今回ダイアトニックコードを
やりたいと思い その為の予備知識ですのでこれくらいにしておきます
少しでも何かの参考にでもなれば嬉しいですね・・・。
長音階はどの音からでも全全半~の音を辿れば
高さの違う全部同じドレミファソラシドが出来るんですが
そんなにたくさんの長音階の必要な意味はあるんですか
意味というと難しいけど
ただ音は12音あるので 12の長音階が出来るのも事実
音楽って作曲をするようになると
一つの調だけではなく そこから抜け出し 開放され 新しい世界の調に行きたくなるときがあって
そんな時は調がたくさんあるから どの調に旅立とうかと ワクワクと思うし
又歌う時もカラオケのキーチェンジャーのように多くの+-があって
変えられるのも いい事じゃないか
あれも調が幾つもあるから出来ることの一つだと思うよ。
転調や移調のために多く必要ってことになるんですかね
調の考え方つーか 捉え方が分かる方法ありませんか?
調性ってのがいまいち 理解出来てないんですが・・
その次にドレミファソラシドを弾く
そして今度はCコードをジャーンと弾いたら
ドレミファソラシドの中で
好きな音を4秒くらいの長さでランダムに弾いてみる
次に又Cコードをジャーンと弾いた後
今度はドレミファソラシド以外の音を弾いてみる
例えばレの♯とか ソの♭とか
すると非常な違和感がある これが調性だ
前者が調性があっていて 後者は外れてる つまり調性外の音だ
まあそんな風にすれば調性が少し理解できると思うよ
因みにドのフラットはシのことだしミのシャープはファの音と同じ音なのでご注意 それ等は調性音だよ。
めっちゃかっこいいですねえ
自分のギターの音の世界じゃあ無いような雰囲気がしますよ
アドリブフレーズとして探し出せ・・・
と言われたら 何年も研究しないと いや何年では到達出来ないかも・・・
そのくらい あのスケールはかっこいいよね
ナチュラルマイナーで作ると5番目のコードはEmだけど
わざとそこだけE7にしてあると言う事ですか?
ナチュラルマイナーで そのままダイアトニックコードを作ると
Am Bm-5 C Dm Em F G
でも多くの音楽書は
Am Bm -5 C Dm E7 F G
となってる つまりEmがE7に変わってるわけ
これは一つには主音から数え5番目のコードは本来ドミナント7と言って主音の和音
つまり主和音Cコードに戻りやすくする機能を持っていて
その為にはEmよりもE7と言うコードの形にしたほうがドミナントとしての役割を
ソ♯と言う主音に導く音が入っているので
実行しやすいわけだよ
だから一般的にはⅤだけはE7と考えたほうが分かりやすいし使いやすいと思うよ