最近は埼玉のB川近くで見つけたモツゴ池にばかり繰り出していましたが、
本格的な釣りシーズンを前に少し新規開拓をしておこうと、B川の上流を
回ってみました。
あらかじめ地図で気になるところを調べ幾つか回ってみましたが、二ヶ所目に
向かった辺りに二台ほど車が止まっていたので、近くに車を止めて川に下りて
みました。
そこは川幅のあるB川とは全く違った小川のような、沼のような場所でした。
いかにも小物釣りに適した場所のように思えますし、もしかしたらタナゴもと
期待したくなるような場所です。
先行者はヘラブナ釣りのおじさんが二人だけですので、挨拶して少し離れた
場所で竿を出しました。
水も濁り感じは良いもののアタリはきませんが、取り敢えず粘ります。
すると、左側の水草の茂み辺りで小魚がヒラ打ちしたのが見えました。
すかさず、その辺りに仕掛けを落としてみます。
しばらくヒラ打ちは続きますがアタリはきません。じっと我慢で粘ると‥。
来たのは、おなじみのモツゴ君でした。
直ぐにリリースし同じ場所を攻めてみます。するとしばらくして又アタリが‥。
久しぶりの小鮒です。ここ数ヶ月、モツゴとタモロコばかりだったので
小鮒といえど、”大物”を釣り上げた気分です。
しかし、釣り上げたとき体高があり一瞬タナゴかと思いましたので嬉しさも
中くらいといったところでしょうか。
ところで、釣りはじめてしばらくしてヘラブナ釣りの二人は今日は釣れないと
帰ってしまったので、この郷愁溢れる釣り場に今日は寂しく一人きりでした。
フナをリリースして更に釣り続けていると、左側で草が音を立てました。
振り向くと、なんと一メートルくらいの場所にヒヨドリが止まっています。
目が合ってもカメラを向けても逃げようともせずしばらく止まっていました。
野鳥のくせに何とも人懐っこいと思いながら、風が出てきたので納竿しました。
戻る途中、あたりを見渡すと大きな木がありました。
何とも趣きのある場所です。
大木を眺めてから川べりに戻ると反対側に何か丸いものが見えます。
川を渡り近付いてみると、
時計でした。しかも時間は一分の狂い無く正確です。
誰が置いたのだろうと思った瞬間、何かが時計の下に飛び込んできて、すぐさま
二、三メートル離れた笹に止まりました。‥ヒヨドリです。
多分、先ほどのヒヨドリです。
これは単に人懐っこいのではなく、誰かが餌付けしたのではないかと思いました。
もし追っかけてきたのだとすれば餌を貰えると思っているのかもしれません。
あいにく食べ物は何も持ち合わせていなかったので期待には添えませんでした。
とても雰囲気の良い小物釣りの新規ポイントを見つけられたのと、人懐っこい
野鳥に会えたのが今日の収穫でした。
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