菅野臣太朗の携帯メール日記

演劇で日本を元気に。そして、健やかに

あの道を歩いた

2016年02月13日 | Weblog

2月13日(土)







20年前。
高校2年生で作った劇団を解散させ、武者修行と言いつつ色んな芝居に出てた頃。
初台の端っこに住み、3つのアルバイトをしながら深夜バイト~早朝バイト~日中稽古って生活をしていた。
当時は本当にお金が無くて、バイト先の渋谷まで歩いて通ってた。
初台から渋谷へ約1時間。
山手通りから代々木八幡駅の裏を入り、小さな遊歩道へ入って渋谷に。
遅刻しそうな時はバスに乗る。
バスに乗るのが贅沢だなと本気で感じていた。
先日、舞台の打ち合わせ終わりにスタッフ達とご飯を食べに行こうって事になった。
その時、昔バイト先へ歩いて通ってたあの小さな遊歩道に出くわした。
スタッフ達と話しながら、その小さな遊歩道を歩いた。
見える風景が殆ど変わってなかった。
人の波も当時のまんまだった。
一瞬、タイムスリップしたかの様に、20年前と今を照らし合わせる。


僕は何を得て、何を失ったんだろう。


この20年で確実に沢山のものを得た。
その分、確実に沢山のものを失っている。
得たから失った。
失ったから得た。
だからこそ前に歩いてる。
得たものも失ったものも全部背負って。
そして20年前の夢はまだ幾つか叶ってない。
40代で叶えよ。


あの日。
あの遊歩道を歩いたのは、神様の仕業だと僕は本気で思っている。



to be continued…
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする