「真正ヤクザの孫・小泉純一郎元首相」が背後霊の福田康夫首相は、なかなか手強いゾ!

2008年03月28日 19時17分02秒 | 政治
◆ガソリン税の暫定税率を維持する租税特別措置法改正案など税制関連法案をめぐり、福田首相が3月27日、記者会見し、道路特定財源の2009年度からの一般財源化などを柱とする新提案を行い、自民党内に激震を与えたという。これは、自民党内の「道路族」など抵抗勢力の抵抗がいかに強烈であるかを改めて証明するものである。
◆民主党など野党は、福田首相が「ガソリン税の暫定税率の廃止はムリだ」と頑強に言っているので、新提案に賛成できないとしている。このことから、これまで対立の構図は、「政府与党VS民主党など野党」に見えていたのが、俄然、「政府VS自民党道路族(冬柴鉄三国土交通相を含む)」という構図が炙り出された。「暫定」と言いながら「32年以上」も暫定税率を続けて、平気な顔をしている「改革のガン細胞」こそ、こいつら自民党道路族(冬柴鉄三国土交通相を含む)であり、実にタチが悪い。道路財源にメスを入れて、積年の悪弊を切除しようとして改革に真正面から取り組んでいる小沢一郎代表、菅直人代表代行、鳩山由紀夫幹事長、山岡賢次国対委員長らがまるで「極悪人」でもあるかのような宣伝をしており、姑息としか言いようがない。中国北京政府と見間違うほどの「偽装」である。
◆しかし、「グズ田遅夫」という異名がピッタリの福田首相が、遅きに失したとはいえ突然変異的に、記者会見し、国民に「哀願」する姿には、さすがに驚かされた。これは、数日前、小泉純一郎元首相らが料亭に集まり、首相を支援すると約束し励ましたのが、相当影響していると見なくてはならない。というよりも、むしろ小泉元首相が、「策」を授けたと見るべきだろう。
◆福田首相の新提案は、言うなれば、小沢民主党と自民党道路族(冬柴鉄三国土交通相を含む)に向けての「宣戦布告」である。4月下旬に憲法59条第2項の「3分の2条項」を使って、税制関連法案を可決成立させるという宣言である。解散権は、首相の専権事項であるから、いかに「死ぬ体」となり果てても、「最後まで望みは捨てず、政権に恋々としてしがみ続ける」という悲壮なまでの決意表明である。
これは、小沢民主党向けであると同時に、自民党内の「福田政権の引き摺り下ろし」を画策している不逞の輩向けのメッセージでもある。「石にかじりついてでも頑張る」と腹を決め、ケツをまくる者ほど強いものはない。「真正ヤクザの孫」である小泉元首相が、背後霊として取り付いているような不気味さがある。こうなると、かえって声援を送りたくなる。ガンバレ、福田さん!
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