韓国『月刊中央』誌の客員編集委員のロー・ダニエル博士が新著「竹島密約」を草思杜から発刊

2008年11月10日 20時04分36秒 | 政治
◆韓国『月刊中央』誌の客員編集委員として健筆をふるっておられるロー・ダニエル博士から、新著発刊のお知らせが封書で、板垣英憲事務所に届けられました。「竹島(韓国名・独島)」をテーマにした内容です。お手紙には、こう書かれています。

晩秋の候、ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。
ロー・ダニエルでございます。
既に発表会などで申しあげました『竹島密約』が草思社から単行本として出版されたことを御報告いたします。これまでの激励と御支援に心から感謝いたします。
 この本は、日韓正常化にむけて最大の障害だった竹島・独島問題を「未解決の解決」という形の密約で合意するまでの詳細な経緯を描いたものです。また、その密約が可能だった時代の日韓関係を語り、これからの日韓関係への示唆を探りました。
 ご多忙とは存じますが、是非御一読をお願いいたします。また、微力ながら日韓関係に貢献したいとの私の志をお汲みとりいただき、周辺の方々にも本書を勧めいただければ幸いです。
なにとぞよろしくお願いいたします。
ロー・ダニエル

◆「日韓関係に貢献したい」という主旨に感銘しました。早速、拝読させていただくことにします。この本の内容、そしてロー・ダニエル博士の略歴などは、以下の通りです。

〔タイトル〕 「竹島密約」(ロー・ダニエル著、2008/11/01草思杜刊、278p)〔詳細〕1965年6月22目、14年におよぶ交渉が妥結し、日韓の国交正常化が実現した。その5ヵ月前、交渉の最後の難問だった竹島(独島)問題が、河野一郎国務大臣と丁一権総理の交わした密約をもって決着をみた。それは「解決せざるをもって、解決したとみなす」との「棚上げ」策を骨子としていた。岸信介・池田勇人・佐藤栄作、李承晩・朴正煕の日韓の歴代政権は、公式・非公式の交渉をどのように進めたのか。裏の交渉を担った大野伴睦、河野一郎、矢次一夫、児玉誉士夫、金鍾泌ら日韓の政治家、フィクサーはどう動いたのか。韓国政府公開の新史料と関係者の証言を駆使して、密約合意にいたる全プロセスを描き、金泳三政権がなぜこれを受け継げなかったのかをも鋭く考察した力作ドキュメント。
〔目次〕
プロローグ 「未解決の解決」はなぜ成立したのか
第1章    暗中模索の時代
第2章    叔父と甥の対日外交
第3章    新しい日韓ロビー
第4章    竹島密約
第5章    二つの喪失
エピローグ  先人の「知恵」をいかにして受け継ぐか
〔著者紹介〕1954年、ソウル生まれ。ソウル西江大学卒業。米マークェット大学で修士号(国際政治学)、MITで博士号(政治経済学)を取得。89年、政府一企業関係論をテーマとする博士論文作成のため、国際交流基金フェローとして来日。一橋大学、科学技術政策研究所等で研究。香港科技大学助教授、中国人民銀行客員教授を経て、日本および外資系企業の経営・投資コンサルティング業に従事。2006年より、韓国『月刊中央』誌の客員編集委員として健筆をふるう。
板垣英憲マスコミ事務所

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