北朝鮮は「田植え」米国は「金欠」で戦争どころではなく、オバマ大統領は直接交渉のタイミングを測る

2013年05月07日 04時43分14秒 | 政治
◆米国オバマ政権の国防総省(ペンタゴン)が、北朝鮮の軍事力に関する年次報告書を発表し、北朝鮮が将来的に米本土を攻撃できる核ミサイルの開発に至るとの見方を示したという。朝日新聞DIGITALが5月3日報じている。
 北朝鮮には、世界に冠たる米CIAですら入国するのが難しく、ましてや軍事力の正確な数字を把握するのは至難の業と言われている。たとえペンタゴンと雖も、北朝鮮の軍事力に関する年次報告書のデータはあくまでも「推測」「憶測」の域を出ないシロモノに違いない。
 それを承知で連邦議会に報告するというのは、余程、報告しなければならない特別の事情があるからだ。それは、連邦議会が国防予算を9月まで8兆円規模の削減をしているため、国防総省が困り果てているということだ。
 そこで何とか、連邦議会の議員たちを「脅してでも予算を復活させよう」と涙ぐましい工作をしているのだ。世界各地に派遣している米軍将兵の給料まで遅配しているという情けない軍隊になり果てているのだから、仕方がない。
◆連邦議会の議員も「核兵器」には弱い。北朝鮮の核開発について「米本土の攻撃を目指すという目的に沿って、弾道ミサイルと核技術を進展させている」と報告されては、恐怖のあまり国防予算を削減したままにはしていられない。
 実は、国防総省はこれまで「北朝鮮の暴走」を材料に東アジアの危機を煽り、国防予算増額あるいは削減阻止を策動してきた「前科」が何度もある。その都度、北朝鮮は「悪者」に仕立てられてきた。
 だから、国防予算削減の最中、ここにきて北朝鮮に大人しくなってもらっては、はなはだ困るのである。米韓共同軍事演習が4月30日に終わったが、また引き続いて新たな合同演習を行うという。
◆北朝鮮は、5月から「田植え」に入っていて戦争どころではない。米国は国防予算削減のうえ戦費を調達できず、やはり戦争どころではない。チュニジアで起きた「ジャスミン革命」以来、リビアへの軍事介入もできず遠くで眺めるのみ、アルジェリアで起きた武装勢力による「人質事件」では、フランス、英国両軍に軍事衛星使用による協力をしただけだった。今回イスラエル軍がシリア爆撃を敢行した件では、米国に通告なしで行い米軍は無視された。
 いずれにしてもオバマ大統領は「金欠」のため、思い切った軍事行動を米軍に命令することもできず、しばらくは北朝鮮の金正恩第1書記との直接交渉のタイミングを測って慎重に行動しようとしているかに見える。
【参考引用】
 NHKNEWSWebが5月6日午後3時32分、「米韓合同軍事演習に原子力空母参加も」というタイトルをつけて、以下のように報じた。
 「北朝鮮がアメリカ軍と韓国軍による合同軍事演習の中止を求めているのに対し、韓国国防省は6日、『米韓連合軍がある限り演習は続く』としたうえで、近くアメリカ海軍の原子力空母も加わった合同演習を実施する見通しを明らかにしました。北朝鮮は韓国と共同経営し、現在、閉鎖の危機に直面しているケソン工業団地の操業再開について5日、韓国側に対し、米韓合同軍事演習などの敵対行為を中止するのが条件だと求めました。これに関連して韓国国防省の報道官は6日、記者会見で、弾道ミサイルや局地攻撃など北朝鮮の軍事挑発に対する警戒態勢を今後も維持する必要があるとしたうえで、『米韓連合軍がある限り演習は続く』と述べ、今後もアメリカ軍との合同演習を実施していく考えを強調しました。さらに報道官は『原子力空母は毎年、韓国にやってくる。去年は6月だったが、この機会を利用して必ず訓練をする』と述べて、アメリカ海軍の原子力空母『ニミッツ』」を中心とする部隊が近く韓国に入港し、韓国軍との定例の演習に参加するという見通しを示しました。6日の韓国側の発言は、北朝鮮の揺さぶりには応じず、挑発を力で抑え込む立場を明確にしたもので、北朝鮮側がこれに反発して再び緊張を高める言動に出ることも懸念されます」

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