韓国の朴槿恵大統領と安倍晋三首相が、「靖国神社」の件で「頑固比べ」、さて、この勝負はどちらが勝つか

2013年05月23日 06時42分35秒 | 政治
◆日米韓3カ国が5月末からシンガポールで開かれる「アジア安全保障会議」に合わせ、6月1日に現地で防衛相会談(小野寺五典防衛相、ヘーゲル米国防長官、韓国の金寛鎮国防相)を実施する方針を固め、北朝鮮の核・ミサイル開発などに結束して対処するため、情報共有や警戒監視での連携を確認するという。産経新聞msn産経ニュースが5月22日報じた。
 しかし、日米安保条約に基づき同盟関係にある日米の小野寺五典防衛相、ヘーゲル米国防長官が会談するのは当然であるとしても、同盟関係になく、日本固有の領土である「竹島」をめぐり対立関係にある韓国との間で、「防衛防衛協力」ができるのか、極めて疑問である。いざ北朝鮮人民軍と戦争状態になり、米軍との関係でいまは認められていない「集団的自衛権」行使が超法規的に認められるたにしても、韓国軍との間では、絶対的に「集団的自衛権」は認められない。韓国軍が攻撃されても、自衛隊は、これを見殺しにするしかないのである。
 にもかかわらず、一体、日米韓3カ国「防衛相会談」で、何を相談するというのか。判然としない。「北朝鮮の核・ミサイル開発などに結束して対処するため、情報共有や警戒監視で連携する」というあくまでも、この限度にすぎないのであろうか。
◆しかも、韓国の尹炳世外相は4月22日、安倍晋三首相が靖国神社に供物を奉納するなどしたことを取り上げて「生産的議論は難しい」と抗議して、訪日を中止したままになっている。日韓外交が中断した状態にありながら、果たして「防衛相会談」が成り立つと考えているとしたら、実におかしな話である。
 ましてや、飯島勲内閣官房参与が、北朝鮮に電撃訪問したことに「事前連絡がなかった」と怒っているという。これも奇妙だ。日韓外交を中断している相手に、わざわざ事前連絡できるわけがないからである。
 朴槿恵大統領は、6月下旬に訪中する方向で、中国と日程調整を進めているというけれど、日韓首脳会談は、安倍晋三首相が、在任中は行わないつもりであろうか。会いたくもない相手に会っても、何も得るところはなく、実りのある会談になるとは、お世辞にも言えないので、無理をすることはない。であるならば、なおさら、飯島勲内閣官房参与が、北朝鮮を電撃訪問するに当たり、「事前連絡」しなかったことに、いちゃもんをつける筋合いはない。
 だから、「防衛相会談」で小野寺五典防衛相、ヘーゲル米国防長官、韓国の金寛鎮国防相の3人が仲良く顔合わせするというのは、どう見ても、変なのである。それでも「防衛外交」と言い張るのか。
◆それに誠に恐れ多いことではあるけれど、天皇皇后両陛下が、朴槿恵大統領との再会を楽しみにしておられたという。天皇陛下は、皇太子時代に、朴槿恵大統領と親しくされていたといい、大統領就任を大変喜ばれていたという。
 しかし、安倍晋三首相在任中は、絶対に訪日しないというのであれば、天皇皇后両陛下との謁見は実現しない。朴槿恵大統領が頑固ならば、安倍晋三首相も頑固な政治家だから、靖国神社の件は、「内政干渉」「内心の自由の侵害」を理由に絶対に譲らないだろう。
【参考引用】
 産経新聞msn産経ニュースが5月22日午後3時48分、「6月、日米韓防衛相会談 北朝鮮対処へ結束 3年ぶり開催へ」という見出しをつけて、以下のように配信した。
 「日米韓3カ国は、シンガポールで5月末から開かれる『アジア安全保障会議』に合わせ、6月1日に現地で防衛相会談を実施する方針を固めた。政府関係者が22日明らかにした。北朝鮮の核・ミサイル開発などに結束して対処する必要があると判断した。情報共有や警戒監視で連携を確認する見通し。日米韓の枠組みでの防衛相会談は平成22年6月以来3年ぶり。小野寺五典防衛相、ヘーゲル米国防長官、韓国の金寛鎮国防相が参加する。
日米韓3カ国は会談で、核・ミサイル開発をめぐる北朝鮮の挑発行為について「新たな脅威」との認識を共有し、ミサイル防衛(MD)や日米韓合同演習を通じて連携強化を図る方向。小野寺氏は、4月末に続き2度目となる日米防衛相会談も開催する意向。沖縄県・尖閣諸島周辺や東シナ海で活発化する中国海軍の動向をにらみ、日米両国で監視体制を強化することを確認。沖縄の基地負担軽減に向け、在沖縄海兵隊のグアムへの移転作業加速へ協力を求める構えだ。このほかシンガポール滞在中に日米豪3カ国会談や、シンガポール、インドネシア両国の国防相との個別会談を調整している」


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