新!編集人の独り言

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昭和ブームって・・・

2007-04-06 13:01:41 | Weblog
三丁目の夕日から始まった「昭和ブーム」
懐かしさとか癒しとか言われてますよね。

サンクスではレトロフェアみたいなことをやってるし、ファミマでは嵐主演の「黄色い涙」とタイアップしてキャンペーンを打ってます。
カップスターやモルツのCMもわざわざ昔風のコマーシャルを作成し、CMソングはかつて流行した曲がバンバン流れている・・・・

いや、昭和って偉大だったんでしょうねぇ。

この昭和ブーム、なるべくしてなったんじゃないかと思うんですよ。
仕掛ける側の年代層がちょうどその時代を生きてきた人なんですね。
この世代はカラーテレビも普及してきた世代。つまりメディア世代の一番最初といってもいい世代なんです。
とはいえ、それより以前もテレビやメディアはあったじゃないかという意見もあると思いますが、多分この時代まではメディアそのものが成熟していない、いうところの創世記だったんじゃないでしょうか。
だから、昔の人が懐メロを聴いて「いいなぁ」と言っているのと一緒なんですよね。

当時の資料が明確に残っている、さらに自分の懐かしさという事も手伝ってこの昭和ブームっていうのは発生しているんじゃないかと思うんですね。


でも・・・これでいいのかなと・・・・

つまりは後ろ向きのブームだと思うんですよ。
「昔はよかったんだよ」
って言いたいんだよね。
少なくとも、当時のブームといわれるものは前向きのものが多かったと思います。
というよりも前に向くしかなかったんでしょう。
後ろにある記憶というものは「戦争」だったり、「戦後の貧しさ」だったり、いやな思い出が多かったんでしょうから。

だから、当時の大人達は未来に希望を持つしかなかったんだと思います。

もう、あんな目には遭いたくない。きっと未来はいい事があるんだ。

だから、色々なものが飛躍的に進化し、前向きのブームが発生したんだと思います。

対して現在。
過去の遺産を食い潰し、それをさも『自分が企画しました』みたいな顔をしている輩がなんと多いことか。
自分で創造をしない、自分では創造する事ができないんです。
過去に流行ったものを引っ張り出して、懐かしさだけを武器に勝負をしかけるというのは正直感心できないんです。

それだけ今の人たちっていうのは未来に希望が持てないのでしょうかね。
ちょっと寂しいです。

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紅夜叉は利用された

2007-04-06 05:29:38 | Weblog
マスコミによる授賞式を終えるとLLPW勢は足早に控え室を後にした。
何度かマスコミに捕まりそうになるのをノーコメントで押し通した。
しばらくすると鋭い視線を感じ、不意に神取が足を止めた。
みなみ鈴香が壁に背をもたれ掛け腕を組んでこちらを見ている。
これは無視出来ない、とばかりに神取が向き直り視線を合わせる。
なんだよ、アンタ、と風間が鈴香を牽制する。
風間を一瞥すると鈴香は神取に一歩近づき声を発した。
    「神取、何だよ、今日の試合は・・」
「あ?見ての通りだろ。あのバカにもっとカルシウム取れって言っとけよ!」
早くも喧嘩腰の神取をイーグルとハーレーが押さえに入る。
    「あんた、ワザとやったろ?本当に最低だな、最低」
「アイツがマイッタしねぇからだろうが!冗談じゃねぇぞ、コラ」
    「そんなに最強神話が大切か?相手にケガさせてまで・・・」
鈴香は呆れたように吐き捨てると、今度は風間に向き直った。
    「試合組めよ。アタシが一人残らず相手になってやるよ」
風間はムッとした表情で鈴香ににじり寄り、凄みを利かせてやり返した。
  「言われないでも組んでやるよ!LLPWは逃げも隠れもしないんだよ!」
鈴香は鼻で笑い、楽しみにしてるよ、と言って背を向けた。
何様だアイツ、と憤る神取の腕をイーグルとハーレーが引っ張った。


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