1/3という日は自分にとっても忘れられない日で、未だに思い出す1つのエピソードがあるんです。
ちょうど30歳位だったか、自分はコンビニ本部の店舗指導員から店舗開発に部署異動したんですよ。
この異動、裏があって実は左遷だったんです。
加盟店舗の顔役ばかり担当してたけど、そこでやらかして逆鱗にふれたのが原因なんですけどね。
上司は指導も同行もしてくれない。
嫌味バンバン、とにかく店作れ言われる。
こっちも尖ってたから(笑)自分の得意分野を使って、独自の仕事を作り出し（これが後々会社に大きな影響をもたらす）その傍らで自分なりの方法で店舗開発をしてたんですよ。
んで、1/3の話。
丁度、新年の挨拶にとある店に行ったんですよ、自主的に。
箱根駅伝復路を眺めながらボーッとしてたらオーナーさんが
『今年中に家建て替えてコンビニやりたい』
言い出す訳ですよ。
こちとら焦る焦る。
その場で設計事務所の担当に連絡したら向こうも焦って、とにかく明日また来ますってなって、もう正月気分なんて吹っ飛ぶ訳です。
翌日、散々嫌がらせをしてた上司にこの件を報告。
上司あ然としてましたわ。
マジでザマーミロって思いましたもん。
で新年の挨拶そっちのけでオーナーさんの家に向かい、設計事務所の人と打ち合わせ。
これがまた大仕事で一年で２棟建てるという、超がつく大仕事で、設計事務所も喜んでましたわ。
この後、上司の態度が見事な掌返し。
そりゃ散々嫌がらせと嫌味かましてた奴が店作って、手塩にかけた他の連中は未だに契約ゼロなんだから、上司からすれば面子丸つぶれ。
嫌味の矛先がそいつ等に変わりましたわ。
ただ、その契約間際でこの店の担当を変えるって上司が言い出したんですよ。
流石にキレそうになったけど、何でもお前が立ち上げた新店サポートを部署化するんで、そっちからスカウトされたんだって。
嫌味回避で勝手に作った新店の教育とかデータ入力が意外に他の部署で好評で、だったらエキスパートを集めて総合的な部署を作ろうってなったらしい。
こっちもそっちのほうが嬉しいから、条件として担当を信頼できる人指名で担当を変わりましたわ。
ただ、契約の時は立ち会ったし、教育は当然自分が担当しました。
今、改めて考えると、あの1/3から自分の運命が大きく変わったのは間違いなくて、感謝しかないですね。
マジで大逆転ってありえますよ。
テレビドラマだけじゃないですよ。
