コロナ騒動がトドメを刺したらしい・・・
弁当店「辨松」歌舞伎座に一礼し152年の歴史に幕
これは歌舞伎ファンにとってはショックだろうなぁと思いますね。
歌舞伎座の前にある老舗のお弁当屋さんで、歌舞伎の幕間に場内の食堂で幕の内を食べるか弁松のお弁当を食べるって結構定番の流れですからね。
ただねぇ・・・
去年の暮から「あれ?」っていう部分はあったんですよ。
今年のおせち料理に弁松のおせちが入ってなかったんです。
弁松のおせちは結構人気があって、以前うちの近くにあった病院の院長さんは
「うちの正月は弁松で始まる」
って言ってた位ですから(院長が死んでその病院は廃業しちゃったけど)
いきなりどこにもおせちリストに掲載されてなかったので、気にはなってたんですけどね。
まあ・・・わからんでもないかなぁ・・・
味付けが今時の塩分控えめ路線とは真逆の方向なんですよ。
昔ながらの濃い色合いでしっかりとした味付けですからね。
「これこそ弁松」って常連は思うけど、多分新規のお客さんは敬遠したんじゃないですからねぇ。
かといって、今時の味付けにシフトしたら確実に各方面からクレームが来そうだし。
資金繰りが厳しかったようで、譲渡しかけたところコロナ騒動の影響でついに力尽きたというところなんですねぇ。
なんつーか、トドメを刺されたって感じなんでしょう。
うーん・・・なんかこう、寂しいものがあります。